ごはん生存の謎(未解決)

夜ごはんの途中でちょっと用があって、カウンターキッチンの流しにいたら、


ガシャン!!


と、明らかに何かが割れた音がした。


「お茶碗、割れた……」(次男)


「おかわりしていたごはんは?」(しまこ)


何しろ、おひつにはもうごはんはなく、争うようにしてよそっていったごはんなのだ。

おかわりをよそって(自分でね)、席についた直後の出来事であった。


「ごはんは無事!」(次男)


「よかった!」(しまこ)


いや。

よかったんだけど、ごはんだけ机の上に残し、どうやってお茶碗だけ器用に落ちて割れたんだろう?


「ぽーん、ぱーん、がちゃんって割れんだよ」(次男)


ぽーん、ぱーん、がちゃん、ね。

まあ、ごはんが無事でよかった。


でも、どう考えても不思議なのである。

ごはんだけ生存していることが。


念力?

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