大きいねずみと小さいねずみ
山法師
にひき
ある棚の下に 二匹のねずみがおりました
一匹は大きく、一匹は小さく
その棚の下で暮らしておりました
おおきいねずみさん、かたをかしておくれ
はいよ、ちいさいねずみさん
テテーン
二匹は肩車の形になりました
やあ、みはらしがいいねぇ
それはよかった
小さいねずみはひとしきり景色を楽しむと
ありがとうね、おおきいねずみさん
そう言って大きいねずみの肩から降りました
おおきいねずみさんもかたにのってみるかい?
小さいねずみは大きいねずみを見上げながらそんなことを言いましたが
とんでもない、ちいさいねずみさんがつぶれてしまうよ
大きいねずみは首と手をぶんぶんと横に振ってそう言いました
そうだねぇ、これからどうしようか
このまえとってきたほしぶどうがあるよ、それでおちゃにしよう
それはいいねぇ
二匹は並んでお茶の準備をしにいきました
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