第5回 ポケモンが好きです①
私は金銀世代ですが、兄が赤緑世代でした。なので一応、私も赤緑から始めた訳ですね。
アニメの第1話は見逃したようです。何かのスペシャルで第1話を観たようです。
幼すぎて記憶が無いので聞いた話ですが。
私はポケモン、ポケットモンスターというコンテンツの、
①キャラクター
②本編ゲームのバトルシステム
③カードゲーム
④アニメ
が好きです。主に。
ポケモンに対して『キャラクター』と言う表現を使うこと自体に違和感があるレベルです。あれはもう『ポケモン』ですからね。そういうジャンルであり、独立した世界観な訳です。
とある海外の論文で、『ポケモン領域』というものが提唱されました。
検索して一番最初に出てきたURLがこちら。
――
https://wired.jp/2019/09/08/brain-region-for-pokemon-characters/
子どものころ熱心にポケモンをプレイした人たちは、数百種のポケモンを区別することに特化した独自の脳領域を発達させている──。そんな論文が、2019年5月に学術誌『Nature Human Behavior』に掲載された。
――
幼少期からポケモンをプレイし続けて育った多くの『ポケモントレーナー』からすれば、ポケモンというものはもう、半分『実在している』のです。『よく知っている動物の種類のひとつ』かのように語ることができます。
そして技術の発達により、更に『実在する度』が上がっています。ポケモンGOが顕著ですね。
2023年1月現在、ポケモンは1000種類を超えました。
私の脳内のポケモン領域には全てが入っています。一度ポケモン領域ができてしまえば、もうどれだけ新規にポケモンが追加されてもすらすらと入ってしまうのです。ポケモン専用の空間が脳内にあるのです。
他の漫画アニメゲームのキャラクターとは一線を画しているのです。
『実在する動物』(犬、猫……)
『架空のキャラクター』(ルフィ、悟空……)
『ポケモン』(ピカチュウ、リザードン……)
カテゴリーとしてはこういう感じです。『架空のキャラクター』ゾーンにポケモンは居ないんです。ポケモンはポケモンなんです。
これ、私だけですかね。私の頭がおかしいのでしょうか。まあおかしいのは確実ですが、皆さんはどうですか? ポケモンでなくとも、そういう脳内の『特化領域』、あったりしません? ディズニーとか大好きな方はディズニー領域ありそうですよね。
ゲームフリーク、株式会社ポケモンは全世界の子供達の脳の一部を支配しているのです。
『何のポケモンが好きか』についてはこれ、語り尽くせないので今回は割愛します。それ単体で1話使っちゃいますねきっと。今回は、私のポケモン愛の概要を語ろうかと思います。
②本編のバトルシステムについて。
知らない方に説明するのは難しいのですが、いわゆる『ターン制』のコマンドバトルです。
バトルが始まります。
お互いにポケモンを繰り出す。
ここでコマンドタイム。どの技を出すか、交替するか、などを選ぶ。
そしてターン開始。基本的に『素早さ』の能力値が高いポケモンから行動します。攻撃技を使っていたら、それで相手にどれだけダメージを与えられるか。攻撃側の攻撃力、相手の防御力、技の命中率や威力、その他の補整などの計算。
ポケモンの交替をコマンドした場合、原則そのターン技は使えません。相手に有利なポケモンに交替した際は、相手から攻撃を受けてしまう可能性があります。
先に時間内に相手のポケモンを全滅させた方の勝ち。制限時間が過ぎると残ったポケモンの数や残ったHPの割合、量などによってジャッジする。
これが基本的な対戦ルールです。
ポケモンには、そのポケモンが持つ『タイプ』、そして技ごとにも『タイプ』があります。ピカチュウは『でんき』。リザードンは『ほのお/ひこう』。このようにふたつのタイプを持っているポケモンも居ます。
タイプには相性があります。ほのおはくさに強く、くさはみずに強く、みずはほのおに強い。そんな感じです。でんきはひこうに強いのでタイプ相性だけ見るとピカチュウとリザードンではピカチュウが有利です。(実際はピカチュウに素早さと防御力が無くてリザードンが素早く攻撃力が高いので微妙ですが)
弱点を突かれるとダメージが2倍になります。これは痛い。逆に、『耐性』というのがあります。ほのおはくさの攻撃に対して耐性があり、くさはみずの攻撃に対して耐性があり、みずはほのおの攻撃に対して耐性があります。これら耐性のあるタイプで攻撃するとダメージは半減、もしくは無効。半減になってしまうタイプでは攻撃したくないですね。
ではタイプをふたつ持っているポケモンは弱点と耐性がどうなっているのか。
リザードンは『ほのお』と『ひこう』です。
みずの攻撃を受けると、2倍です。『みず→ひこう』は『普通』の効果なので、『ほのお』への弱点だけ計算します。
ほのおの攻撃を受けると、半減です。『ほのお→ひこう』は『普通』、そして『ほのお→ほのお』は半減なので、半減だけ計算します。
くさの攻撃を受けると、『1/4』になります。『くさ→ほのお』は半減、そして『くさ→ひこう』も半減なのです。合せて1/4。リザードンはくさタイプにめっぽう強いことが分かりますね。
そして、『いわ』タイプがあります。『いわ→ほのお』は弱点で2倍。『いわ→ひこう』もなんと弱点で2倍。
リザードンがいわタイプの攻撃を受ける時、ダメージはなんと『4倍』になります。滅茶苦茶効きます。基本的にいわタイプで攻撃されるとリザードンは一撃で倒れてしまう可能性が非常に高いです。
さらには、『じめん』タイプ。『じめん→ひこう』は『無効』に設定されているため、リザードンにじめんタイプの攻撃は全く効きません。『じめん→ほのお』は本来弱点で2倍なのですが、ひこうで無効にした時点で無効が優先されます。リザードンはほのおタイプの弱点をひとつ無効化できるという優秀さも持ち合わせているのです。
どのポケモンがどのタイプで、どのタイプに強くて弱いのか。ダメージはどうなるのか。今の相手はどのタイプか。相手のポケモンはどんなタイプの技を覚えるか。これら全て瞬時に計算する必要があります。
ポケモンは知識ゲーなのです。モンハンと同じですね。
勿論ストーリーを攻略するだけならそんな知識要りません。相手はNPCですから。
私がずーっと楽しんでいるのはインターネットでの対人戦です。
ポケモン対戦に勝つことは簡単ではありません。何故なら自分と相手で、使えるポケモンや技、道具なんかは全て同じ条件ですから。運も絡みますし、絶対はありません。
そこが面白い。
技だって、ただ攻撃するだけじゃない効果を持つものが沢山あります。自分の攻撃力や素早さを高めたり、守ったり、威力は低いけど必ず先制攻撃できるとか、命中は低いけど当たったら超強力とか、相手に技を使えなくさせる陰湿な技とか。
ポケモンの能力。
タイプ。
育て方。
覚えさせる技。
持たせる道具。
今流行りのポケモン。
対策しなければ詰んでしまうポケモン。
忘れた頃にやってくる害悪戦術対策。
要素が多すぎます。
だからこそ、勝った時が嬉しい。楽しい。考えた戦略がハマったり、時には運だけで勝ったり。負けたり。負けたり。負けたり。負けたり。
負けてばっかですが。
……あれ、ゲームだけでこんなに語ってる。そろそろ文字数がアレですね。
ゲームだけじゃないですよ。
続きます。
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