物価高問題が突如解決 食品アウトレット法で物価激安

らんた

物価高問題が突如解決 食品アウトレット法で物価激安

物価高問題が突如解決していた。


岸山総理が突然「食品アウトレット法」を公布したのだ。全会一致の可決であった。


「食品アウトレット法」とは賞味期限切れ商品を「食品アウトレットスーパー」で買う法案の事だ。食品スーパー・コンビニ→ディスカウント店→食品アウトレットスーパーという物流が完成した。消費期限のある生ものはNGだが賞味期限切れ商品なら加工食品なので切れても味が多少落ちるだけ。


しかも定価の75%~90%OFFである。


もちろん「健康被害を訴えない」同意書と入店にICカードをかざす必要があるのだが。


こうしてフードロス問題が一挙に解決した。物価水準は一気に下落した。


ゴミとして捨てていたものを再販するのだからスーパーやコンビニの利益率もぐっと上がった。


国民年金だけで生きる高齢夫婦も一気に生活問題がかなり小さくなった。


エンゲル係数もかなり抑えられた。


高齢フリーター問題も解決に向かう。


それにしても一般消費者向けだけでなく業務用加工食品までこれほどまで捨てられていようとは。


ただし、真の問題は「賃上げ」である。


そう、日本人はこうしてまたしてもデフレに苦しみ「失われた30年」が「失われた40年」となっていくのであった。


大切なのは地球環境や自然環境だけではない。人間環境を良くするという視点が欠落しているのであった。


おかげで今度は食品ではなく『人間が』より使い捨てられていく運命となった。


最低賃金が下げられていった。大卒初任給も抑制された。なんと言ってもこの国は超高齢化社会である。年金負担率・保険料率が大幅に引き上げられたのであった。正社員の雇用は減り派遣とバイトとパートばかりとなった。


しかし、文句を言わない日本人は人間環境よりも自然環境を優先して守り、そして経済成長と未来をまたしても失ってしまうのだ。


世界の人は日本を反面教師としてこういうのだ。


「安くて便利 その代償は 将来の生活保護者の増大です」


BAD END

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