最近

「最近さ、食欲なくてろくにたべてなかったの。でも、なんか、爆弾おにぎりみたら、

妙におかしくなって、食欲が沸いてきてさ。

不思議だよね。ビジュアルかな、、

インスタ映えする大きさだったからかな、、

ま、多分、手作りだったからかもだけど」


「美味しかったわよ。

とにかく。最近食べたもののなかで群を抜いて」


「いや、褒め過ぎでしょ…」


「美味しくてお腹がいっぱいになったからさ、

なんか、幸せな気分になってさ。

それで、眠くなって来て、久しぶりに寝よーってなって。なんか、実はあんまり寝れてなかったんだよね。この頃…」


マドンナは寂しそうな顔をしてそう言い、

んんーっと両腕をあげて背伸びをしてみせた。


かたちのいい胸の形が制服越しに露わになり、俺はごくりと唾を飲んだ。


「なんか、悩み事でも、、?」


深入りはできないなと思いつつも尋ねてみた。


マドンナは、

「なんでもない」と素っ気なく。

いつもの調子に戻って言った。


「あんたには関係ないことだから」


「そっか。そうだよねー

ごめんね。俺、帰るわ」

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