いろいろな詩集

chisyaruma

第1話  冬

秋が過ぎ去り冬が訪れる

私を暖まらせ恍惚とした気持ちにさせる記憶を呼び覚まし

それら全ては刹那のうちに通り過ぎ去り消える

冬が過ぎ去り多くが望む春の到来


冬のみがもう一度それらに会うことを許し

許されたその一瞬の時間の内でそれらを懐古する

再び私の記憶は長い時の中へ凍りつき

寒さに震え止まりながら四季の始まりを迎える


彼らはそんな私に見向きもせず

私もまたそれらに注意を向けない

しかし今回のみはいつもの四季の始まりを迎える義務もなく

一抹の勇気で寒さで震えることも止まることさえも無い


私は自分の寝床へ身を投げ出し冷たさや孤独を感じ沈む

これから先永遠にそれらと居ることのできる場所を求め浮かんでゆく




初投稿です。偶然大学の授業の方で詩を書く機会があったためそちらで書いた作品をこちらのサイトに投稿せてもらいました。初作品なので拙いところも多々あるとは思いますが温かく見守てもらえると嬉しいです。


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