第64話、神々の制裁

神々の制裁、神が現世の人間に対して自由を奪う、


何!、体に、これは呪いか、これは不死病に近い呪いの種類だ、だがどんな呪いも俺を止めることなどできない


「この程度の呪いが神々の制裁か、この程度では俺を止めることはできないぞ、まさか本気で俺を止められると思っていたのか?」


「ハアアアアア、この呪いごと消し去ろう、」


どんな呪いも魔力の力が全てだ、


ライトが魔力を解放し神々の呪いを消し去ろうとする


「待て、それをすれば、私はお前を監視しているだけではいられなくなる、」


クロノスの言葉でライトが一瞬魔力を弱めた、


「どういうことだ、お前が俺と戦うと言うことか、貴様が全力を出すことができないのは知っている、それで俺と戦うと言うのか」


クロノスは下界での力を封印されている、真の力を解放したのならともかく、今のクロノスでは到底今のライトにも勝てない、たかつ見積もっても今のクロノスの力は剣帝とほとんど変わらない、


「請願する、真の力を解放すればお前を止められる」


「やってみるか、貴様が真の力を解放すれば俺に迫ると」


なるほど、もし俺がこの摂理に反した時クロノスが俺を止める、俺の監視とはこういうことか、おそらく俺自体が世界の摂理に反した存在なのは確かだ、それは俺の力か強いからではではない、魔王もおそらく帝国王も神々の監視を受けていない、


「フン、ハアアアアア、俺が嫌いなことは不自由だ、俺自身の考えで、俺自身のエゴで正義をなす、それが俺だ、」


「ピカーん、シュン」


ライトが消え、異空間に飛ばされる、


「ライト、、、」



「何者だ貴様ら、」


四人の影が見える。


この空間は、世界から断絶されている、ディアルキアの空間とは少し違うな、これも神の摂理に反した俺に対しての制裁といったところか、


「私は、ウリエル、天界の神だ、」


ウリエル、過去に神として魔帝ルシファーと戦い敗北したと伝えられる、神の中でも最上位に君臨するもの


「私は、ラファエル、ウリエルと同じく天界の神です」


「私も、お二人と同じく天界の神、ガブリエルという」


「最後に我が、ミカエル、神の中でも最上位に君臨するものそれが我らだ」


ラファエル、ガブリエル、ミカエル、この三人も神、ウリエルと同じく神の中でも最上位に君臨する存在、


「それで、我になんのようがある、天界の神々よ」


ライトが四人に視線をむけ、睨む


「なんだその目は、この神である我らにこの戦力差で戦おうというのか、図に乗るのも大概にしろよ人間、」


ミカエルが魔力を解放している、


「やめなさい、ミカエル、私たちは戦いに来たわけではないのですよ、」


ミカエルを止めるラファエル、


「そうですよ、今は天界も余裕うがないんですこんなところで戦力を使うわけにはいかないんですよ、分かりましたかミカエルさん、」


「わかってるよそんなことくらい、僕だって神なんだ今は僕達が万全でないと、」


天界の方も何かあるのだろう、地上の危機に天界は干渉しない、いつの時代も大戦化の時ま何も干渉しなかった天上界の神々がなぜ今この状況で、俺の制裁が目的なのか、


「我を待たせるとは、もう帰っても良いか貴様ら、」


「!」


なんだこのっ魔力、少しのオーラでここまでの力を示すとは、この魔力量は我々に確実に匹敵する、


「すまない、今回お前を召喚したのは世界の摂理の反したお前に対し我々神からの制裁を決定した、しかしお前が我々神々の呪いを突破しようと試みそしてあと一息で破壊しかけた」


俺の自由を奪う魔法の、いや魔術の類か、それを突破したら何かまずいことがあるのか、


「貴様ら神々の命で動くことはない」


とは言っても流石にこの戦力差は厳しいかもしれない、この空間ごと破壊しても俺がもとに戻れるかも分からない、かなり面倒なことになったな、


「おとなしく、神々の制裁を受けろ、これが神からの言葉だ」


おとなしく、俺の魔力を封印されてろ、ということか、なるほどとりあえず今のところ戦うことにはならなそうか、だがこの世界に来てまで自由を縛られるというのか、


しばらくの間、俺のこの力を、世界を破壊できるほどまで高めたこの魔力を、


「断ったら、」


この場の神々で俺を完全にこの世界から消すつもりか、


「わたしたちであなたを倒す」


そうか、俺の脳裏にクロノスが映る、あいつも完全に的になるのか、ここで俺が勝てたとしても他の神々が俺を襲ってくるかもしれない、


「いいだろう、その制裁を受けてやろう」


「賢明な判断だ」


「だがな、今は何もしないがお前らが俺にとって都合が良くなくなった時神々をも俺は殺す」


たとえどんな理由だとしてま神の摂理に反したとしても、


俺の都合が悪くなれば、


「そうか、もう一つ話すことがある、私はお前に天命を告げる」


「て、天命!ウリエルさん何を」


「こんな奴にお前の天命を使うのかよ」


「ウリエルさん、その決断は神一人の判断では決めてはいけないものですよ」


天命、文字通り天からの命令、神々の一人からの直接命令、その命令の遂行のためなら神のせつりおも反する事が許可される


「天命を俺にか、」


「ああ、だがお前に私が天命を告げてもお前は今すぐに自由にはなれない、ある一定の条件下に限られる、それは天上界を狙う下界の組織、オメガプランの頂点ワンの討伐を命じる」


ワン、恐らくのオメガプランの一番の地位を持つもの、


「もとよりそのつもりだ、構わないぞ、その命を受けても」


「[我が命に従いこの者に神の加護を耐えよう!]」


我が命に従い時よ世界よ、光と希望を扱う神、ウリエルが命じる、世の摂理を神の断りにより超越させこの者に神の加護を耐えよう!


ウリエルが世界に請願した、ライトの体に光のオーラが入る、



「ん!」


ここは、そうか元の世界に


「おかえりか、坊や、どうやら制裁を受けることにしたようだな、」


「ウリエルからの天命を受けた」


「ウリエル様の天命!」


クロノスが取り乱し大声を上げる


「貴様ウリエル様は神々の頂点に君臨している五天神の一人だぞ」


五天神、天界の最上位意思決定権を持つそんなウリエル様が、


「天命はオメガプランの壊滅、」


オメガプランは天上界に攻撃するつもりなのか、


「とにかく早めにこの戦争を終結させる、奴らの壊滅はそれからだ」


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