第16話、始まる魔剣士学園生活

そろそろ回想は終わり、ついに始まる僕の学園生活!


魔剣士学園と魔術士学園は言うなら高校だ、この二つはくっついている、魔術士学園の方には姉上である、第二王女セレーネが副生徒会長を務めている、生徒会長はテラシー イエロー、4代貴族のイエロー家次期当主、


「僕はこの学園で3組になりたい!」


この学園は、1組、2組、3組と魔力や才能によってクラスが分けられる、まさにテンプレ、僕としては頑張って3組に入りたいところだ、


ここで一組を取るほど僕は愚かではない、そこらの適当なやつなら、バカみたいに人外級のことをしだすが、そんなのはナンセンスだ、実力を隠す、それが僕の目指すもの、


「では、生徒会長からの言葉、」


姉上、しっかりやってるかな、さすがだ、


「新入生の諸君、君たちは幼稚魔剣園や幼稚魔術園の卒業生あるいわ、新入試験の合格者達だ、君たちには未知の才能が眠っている、どうかこの学園で励み、将来のこの国に貢献してほしい、以上、」


拍手で今言ったことを忘れそうなくらいすごい拍手がなる、


どの世界も言うことは似たようなことでつまらない、


「はー、退屈だな、幼稚魔剣園とは違って課題が出る、めっちゃめんどい、はー、」


「グッド、」


集会が終わり学内を歩いているとセレーネが話しかけできた、


「暇そうだったわね、ちゃんと聞いてなきゃダメだよ」


う、ばれていたか、だって眠いんだも、なんで校長や長ったらしい話はこうも眠たくなるんだろう、


「すみません、姉様、それで私のところまで、わざわざ顔見せに?」


「うん、それもあるんだけど、グットも私とお同じ生徒会に入らない?」


「ん?」


きたーこの展開、僕としてはあまり乗り気ではない、主人公を助ける実力者なら、こんな目立つ役職に就くのはあまり好むところではない、まあ、王族がなにいてんだとも思うが、


生徒会、、、でも原則生徒会になれるのは1組、僕は3組と決めている、、、どうすれば、


「あー、はい、1組になれたら考えます」


「グッドはお兄様たちの弟よ、1組じゃないわけないわよ」


「そうかな?」


まあ、ここで一組をとっても別にいいんだけど、やっぱり、


「じゃあいってくるよ、」


「待って私も行く、これでもあなたのお姉ちゃんなんだから、」


何このお姉ちゃんかわいい、


「今日の姉上はかわいいですね、」


「え!あ、ありがとう、」


セレーネが照れた、


「さて、あの装置に入ると魔力や才能を測ってくれるのか」


「そうよ、頑張ってね」


グッドが歩く、


装置の中に入る、


おー、体に特殊な魔力圧を感じる、これにとらえられないようにすれば、グ、、、これかなり疲れるぞ、でもできれば3組の上位陣に入りたい、


検査が終わった、


「どうだった?グッド、」


「一年3組、2番だったよ、」


「嘘!グッドがだってグッド私やポルシャ兄様と同じくらい剣術は私より強いのに!」


[まぁ魔力と才能はあ兄様たちには及びませんしね、セレーネ姉様は魔力が高くてすごいですね、]


生徒会役員は惜しいけど、やっぱりこのポジションは譲れないなー、


「グッド、生徒会に入らない?」


「え?私は1組になれなかったですし、しかも3組いくら王族でも生徒会には入れないですよ、」


「でも、グッドは強いビルトンお兄様と互角に戦えるくらい」


「それは練習試合だけで、本番なら魔力を解放したビルトン兄上には絶対勝てません」


「それでも、会長に言うだけ言ってみようよ」


まぁ入れるなら入っても良いけど、


 生徒会室

「失礼します、」


「一年3組2番、グッド・ブランドです、生徒会役員に立候補しにきました」


「?君、3組だよね、1組以外は生徒会には、、、ブランド?」


「テラシー会長、彼は私の弟です、実力は私が保証します、彼はこれから成績で必ず1組に行けると断言できます、考えてはいただけないでしょうか」


「なるほど、確かに適正検査は魔力と才能しか見ない、だから今の実力は測れない」


生徒会長、 イエロー テラシー、4代貴族の次期当主、冷静で頼りになるまさに上に立つに恥じない人でもだからといって、


「原則として生徒会役員は1組以外は選ばれないことが決まっている、いかに王族と言っても承認できない」


「しかしそれはあくまで原則、私の兄のポルシャは2組でも入れたではないですか」


「彼は不得意な魔剣を留学という方をとっていた、本来彼は魔術が優れている本人の強い希望での処置、その彼とは違う」


まぁそうだよな、無理だよな、


「すみませんでした、先輩わがままをいって、失礼します」


「まちたまえ、生徒会役員は無理だが、風紀委員なら可能だ」


「風紀委員ですか?」


待て待て、風紀委員はまさに実力で違反者を抑えるもの、1組じゃないと不可能だしましてや3組が前例がない、


「待ってください、会長、風紀委員は危険です、それに前例がない」


「君はグッド君は強いと言った、風紀委員と生徒会役員の地位は役職が異なるだけで同じ、それに前例とはなくすためにあるのだよ」


でーだー、無茶苦茶生徒会長!僕これ1組の生徒にミンチじゃね?まあ、僕なら反対にミンチにし返すけど、


「それでどうするのかな?グッド・ブランド君」


不敵な笑みを浮かべ楽しそうに笑いながら語りかけてくる、


「僕では、1組の生徒を取り締まれるとは、一年ならまだしも、三年の先輩方は流石に、、、」


先輩は少し考えている表情をしながら目をつぶる、


「君は、魔族がブラック王国の民を殺すのを、条約違反をしてでも止めて助けるように陛下に進言したそうだね、カッコいいね、」


おーそうか貴族は知ってるのか、


「なんだっけ、罪のない民を見捨てたら僕はもう王族を名乗れない、いいね心にきたよ、」


「それで、僕を風紀委員に入れることに関係が」


「大有りだよ、あれだけ良いこと言った君がこのまま腐るのは許せないからね、それでどうするの?」


風紀委員、実力がバレるのは避けたいでも風紀委員、、、いい響き、微妙に強い雰囲気を出せる、まさに隠れた面の実力者て感じ、


「イエロー・テラシー、生徒会長、ありがたく拝命します」


ここは乗る場面だろ!


僕の学園生活は楽しくなって来そうだぞ。


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