時間を巻き戻せるヤンデレが、成功するまで俺に告白してくる件について
ヨルノソラ/朝陽千早
モノローグ
——おとなになったら、けっこんしよう。
そう言って、ゆーくんは私にプロポーズしてくれたよね?
すごく、すごくすごく、すーっごく、嬉しかった。
私の大好きな、ゆーくん。
ずっと、ゆーくんの傍に居たかった。
ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと。
でも、ごめんね。
ついこの間まで、記憶喪失になってたの。
だから、ゆーくんのこと忘れちゃってた。
本当にごめんなさい。
ダメなお嫁さんだよね……。
反省してる……。
もう、二度とこんな過ちは犯さないから。
一生、忘れたりしないから!
だから、許して。
ううん。それはちょっと傲慢だよね……。
でもね、やっぱり許してほしい。それで、昔みたいにいっぱい仲良くしたい。
会えなかった分を取り返すくらい、いっぱいいっぱいイチャイチャしたい!
ダメ、かな?
きっと、認めてくれるよね。
だってゆーくんは、世界で唯一の私の理解者だもんね。
私、今から会いに行くから。
ちゃんと、私のこと、大事にしてね?
ゆーくんが望むなら、私はどんなことでもしてあげるし。
宿題だって代わりにやるし、エッチなことだっていつでも準備は万端だから!
だから、カノジョにしてくれなきゃ、嫌……だよ?
まぁ、それはないよね。
私たちは絶対に恋人になる運命。そして、将来は結婚するんだもん。
もしも、万が一、失敗したときは、やり直せばいいしね──。
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