晩夏への応援コメント
こんにちは、コメント失礼します。
この度は、描写企画へのご参加ありがとうございました。
短く儚い、この年齢の淡い一夏を感じられた物語でした。会話が少なく、夏の鮮やかな情景に包まれた二人、というのがとても良いですね。静かな文体だからこそ、主人公の鼓動が浮いてこちらの耳にも届いてくるような……線香花火の"ぱちぱち"も聞こえてくるような。線香花火の灯るシーンの描写が好きでした。
また、主人公が「君」のまめに注目する場面もグッと来ました。そんな細かいところにまで目が行ってしまうくらい、相手の存在が大きいことが伝わってきます。
素敵な言葉と出会わせてくださり、ありがとうございました!
作者からの返信
感想ありがとうございます。
夏の空気感が漂う描写が伝わったようで、とても嬉しいです。
線香花火の描写は、僕がこの作品で最も頑張ったところなので、そのシーンの描写が好きと言っていただけて本当に嬉しく思います。
晩夏への応援コメント
自主企画「孤高の短編小説を称える本棚」から拝読させていただきました。
線香花火のように儚くも美しいひと時に、それに近しい物悲しい余韻に浸らせていただきました。
目蓋の裏に鮮明に浮かぶ程の「私」の見て触れた情景には、大介の努力を推し量り先の見えない未来への不安を感じる「私」のその一瞬の心に同期する感覚を覚えておりました。であればこそもし私が「私」であればと思い巡らす読書ならではの悦びも楽しませていただきました。
誰しもが歩んだ暗い夜道の先に光る一瞬の煌めきは、暫くのあいだ私の心に灯ることになりそうです。
この度は自主企画へのご参加に心より御礼申し上げます。どうぞ今後とも益々のご活躍を祈念申し上げております。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
主人公の「私」の心情がこんなにも伝わり、気持ちを重ねて頂いたというのは、作者として本当に嬉しい言葉です。
晩夏への応援コメント
企画へのご参加ありがとうございました。友川 創希と申します。
地の文でいくつも音に関することが書かれており、それをうまく生かせている作品だなと思いました。切ないながらもその後の未来を感じさせられる文に思わずこのあとどうなるのだろうかということを考えてしまいました。遠くに行ってしまうという場面では複雑な心境を地の文だけでなく、会話文からもうまく伝えられていると思いました。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
音とか触感とかの描写を書くと、小説が立体的になる気がして、僕は意識して描写しています。
会話文は、何とかなく苦手意識があるのですが褒めていただけて嬉しいです。
その後の未来を感じさせるという感想は、何よりも嬉しいかもしれません。
晩夏への応援コメント
もう少しエピソードを加えた方がいいと思います。
夏で終わるなら、秋から始めて、冬、春というようにして、そこで二人の色彩を表現したらいいんじゃないでしょうか。
ぶつかることもあったでしょうし、仲が深まることもあったでしょうし。
そう面が見られることで、最後の場面が際立つのではないでしょうか。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
エピソードを加えることは蛇足だと思っています。
別れというのは突然で、線香花火のように儚いものです。長く説明してしまうのはナンセンスだと思います。
ガガガさんは、ぶつかることも仲が深まることもあっただろうと感じてくれました。別れの場面から、それが伝われば十分なのです。
晩夏への応援コメント
この度は企画にご参加いただきありがとうございます🙇
中学生にとって、高校が離れ離れになるというのはとても大きな出来事で、その物悲しさが作品一杯に表現されていると思いました。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
学校が離れることで、離れざるを得なくなる時の悲しみが、伝わったようで嬉しいです。