302
「でもさー、水中操作って大変そうだよね……」
ビーチパラソルの下には、サブロー、
「うーん、ニョロニョロした気持ちになれば、意外と動かしやすいよ」
「いや、難しいよ。俺が蛇嫌いだからかもしれないけどさ」
リディアもリイヤも、努力していたのが分かる。蛇のような気持ちか……アタシもそんなに好きではないけど、想像してみる。
綺麗な鱗で水の中を自由に泳ぐのは人魚姫のような気持ちだろうか。
「すまないね、リイヤ君。君のレイダーが初の水中形態だから、デザインがシンプルになってしまって」
「まぁ慣れて来たすけど」
「格好いいよ!ファントムレイダー!!」
「我も一票だ」
そうか……と言いながら、リイヤも満更では無さそうだ。
アタシも初めは怖いと思っていたけど、ハイドロレイダーに愛着が湧き始めている。
「ハイドロレイダーはイルカのモチーフのデザインになると思う」
「えっ」
それだと二人とやり方が違うのかもと不安になる。
「基本は同じだからね。皆んな、水中を飛ぶようなイメージで操作してもらいたい。機体名は、シュウジ君と
「我は
「イルカもいいよ!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます