255
「あー☆ミカ!!」
「えっ!?水着!?」
ベージュのパーカーの下に空色の水着……
「リ、リゾート過ぎじゃない!?」
「えー☆可愛いじゃん☆☆」
さら、と髪に触れる爪先には、ターコイズのプリズムが輝いていた。
「これでも仕事してるんだよ☆えっとね、せっかく
太陽の下の
よく見るとマックスも、ラッシュガードの下はヤシ柄の水着だ。
「ねーミカ、青春は待ってくれないよ?プールあるみたいだしさ、後でミカも泳ごうよ☆」
「み、水着は嫌だよ」
「えー、何で〜?」
ロボ
「ま、それぞれの青春があるしね」
「図書室の貸し出しカード」
「うーん、図書室もいいね!どうしよっかな。色々揃ってるみたいだし」
ロボ
アタシはどうすればいいんだろう、
アタシはどうすればいいんだろう……
遊ぶ気にもなれないし、何をやるのが正解なのかもわからない。
その場を誤魔化す笑顔で、アタシは一人になりたくなった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます