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「綺麗ー!!可愛いーー!!!」
嘘みたい!!!!!!
すっごく可愛いニャンティにゃんこのアーモンド型の窓から、キラキラの光とシャボン玉が弾けて輝いている。
猫のお腹みたいなふわふわのボックス席の机には、宝石箱みたいなピカピカのスーベニアボックスに入った七色のポップコーンと、シュワシュワの金色のはちみつソーダ。
我が家まで迎えにきてくれたニャンティトレインは、虹のワープレールトンネルを抜けて真っ直ぐににゃんこランドシーに向かっている。
「サブロー!よく取れたね!チケット!!」
ニャンティトレインも、にゃんこランドシーの入場チケットも、大人気でなかなか取れない。アタシは車内も、窓の外も、目をハートにさせて見つめていた。
「ナイトチケットですまないけれどね。パレードは見れるよ」
「最高!!!」
シュウジは、ニャンティトレインでポップコーンと並んで選べる、アストロ銃キャンディーを口に含んで、パチパチと鳴る音を楽しんでいた。
春休みで混んでいたけれど、ジェットコースターも、海の風景も、食べるものも、ニャンティも、全部が可愛くて楽しくて、最高だった!
もちろん、キラキラのパレードも。
夜風のテラスで、アタシはサブローに訊いた。
「……言って」
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