四章・EPアカデミア

原作主人公

64# アベル・カロット

 おかしい。


 赤毛の少年——アベル・カロットは首を傾げていた。


 場所は王都への道中のとある農村。


 学園の入学を間近に控えながら、アベルはこの農村からの出立を延ばしていた。


 首を傾げるアベルの周りを、火の玉がふわふわと浮かぶ。


 まるで何かを訴える様に。


「——ん、早く王都に行かないと? いや、そりゃ分かってるけどさ。でも、プロローグがまだ始まらないじゃん?」


 火の玉と対話するアベル。


 アベルは、この町で起きる筈のプロローグを待っていた。


 原作・・では、アベルが学園入学の為に立ち寄ったこの農村で、魔物の被害に遭遇する。


 付近の森林で魔物の動きが活発であり、農作物を荒らされたり、家畜が被害に遭う事も増えていた。


 その魔物被害を憂い、兵を率いて様子を見に来ていた王国の第一王女アステリア。


 そんな折に、大型の虎型の魔物が現れ、アステリア一行を襲った。


 そこに偶然居合わせたアベルが助太刀し、巨虎の魔物を撃退する。


 それが、アベルと原作のメインヒロイン——第一王女アステリアとの出会い。


 原作の冒頭部分。


 起きる筈のプロローグを只管に待つアベルだが、しかし農村は平和だった。


 アステリアが来る気配は無く、なんだったら魔物の被害も特に出ていない様である。


「え、これじゃ原作始まらないじゃん。マジどうなってんの?」


 顎に手を当て、神妙な顔で魔物が現れる筈の森林の方面をアベルは眺める。


 出てこないなら、いっそこちらから出向いてやろうかと思い始めた所で、火の玉がアベルの頭を小突く。


『忘れたのか! 四魔獣の豹王アンブレはもう倒しているんだ。獣の魔物の被害が起きなくとも不思議じゃないだろう!』


 それは、火の玉より発せられるアベルにしか聞こえない言葉。


 それを聞いたアベルは、眉を顰めた。


「え、マジで? プロローグのあれも四魔獣繋がりなの?」


『王国の各地で起きていた魔物の大量発生の原因は、元を辿れば四魔獣の出現に起因する。何故知らない? 知識担当と言っていたじゃないか』


「いやいや、そんなんゲームで語られてなかったから! そりゃ思い返せば辻褄も合うしそうかもとは思うけどさ! こっちからしたら何その裏設定って感じだっての!」


『げーむ? 裏、設定? お前は時々、訳の分からない事を言う』


「つか、じゃあアステリア来ないって事? オイオイいきなり原作と違う展開かよ。いや、転生直後にアンブレが襲って来た時からアレ、とは思ってたけどさ…ってやっば! じゃあ王都に急がないと入学式に間に合わないじゃん!」


『だから何度も言っているだろう!』


「マジかよくっそ!」


 火の玉に急かされるままに、アベルは荷物をまとめ始める。


「あーあ、ったく。アステリアちゃんとの出会いが無いとか…初っ端から躓いたじゃん、俺のハーレムエンドプラン…」


 ぼやくアベルに、火の玉は呆れた様な気配を見せる。


『まだそんな事を言っているのか…』


「原作ではヒロイン全員と結婚した訳じゃ無かったじゃん? 正妻にアステリア。側室にファラティアナ…だよな確か」


『…人の結婚相手を羅列するのはやめてくれ』


「最後に結婚まで行ったのがたったの二人? おかしいだろ…このゲームに、一体何人のヒロインがいると思ってんだ!?」


 目を血走らせてキレるアベル。


 火の玉は引き気味に、少しだけアベルから離れた。


『何を訳の分からないキレ方を…』


「要するに、ゲームのラストは断じてハッピーエンドじゃない。多くのユーザーが何と言おうが、断じて俺は認めない。良くてトゥルー…いや、あの後結局世界が滅んだならトゥルーに見せかけたバッドエンドじゃん。マジで無いわ。アレだから、今回はどんな手を使ってでも完璧なハッピーエンドを目指すから」


 いつになくマジな目のアベルに、火の玉はまるで首を傾げる様に揺れる。


幸せな最後ハッピーエンドを目指すのは良いし、それは僕としても望む所ではあるが…それとハーレムなんたらと何の関係がある?』


「あぁん? ハッピーエンドっつったらハーレムエンドだろうが。全ヒロイン幸せにしてみせろ、男だろ」


『む、うーむ…まあ、やる気があるのは良い事だ。だが、あまり僕の身体で変な事はしないで欲しいんだが…』


俺達・・の身体な? ま、上手くやるから任せときなよ。これからも宜しく頼むぜ、相棒」


 急ぎ王都へ向かうべく、荷物を背負い綺麗なサムズアップを決めるアベル。


 アベルは足を踏み出そうとした所で、気まずそうに火の玉を見た。


「あー…あのさー…」


『…?』


「走るの、お願いして良い? 俺、まだ繊細な魔力操作が苦手でさ。ぶっちゃけ上手く走れない」


『…』


 表情が無い筈の火の玉から、どこか呆れた様な気配が伝わる。


『…前途多難だ』


 火の玉の呟きと同時に、アベルの瞳の色が真紅に変わる。


 アベルは全身に炎の魔力を纏い、駆け出した。


 その速度は容易く音速に達し、王都への道を駆け抜ける。



 王都。


 大陸屈指の魔法国家である王国の首都であり、その街並みも辺境の田舎と比べると近代的だ。


 建物も木製では無くレンガ造りであり、王都内には汽車も通っている。


 魔法の存在から、文明レベルは中世頃で止まっているのかと思いきや、石炭を燃料とする列車がある事から産業革命レベルはありそうだ。


「つか、汽車あんのかよ」


 は思わず呟いた。


 ゲーム内での主な移動手段は、序盤は馬車、四魔獣デスピア戦以降は飛空艇だった事もあり、触れられる機会が無かったのかも知れないが…意外だ。


 世界観はゴリゴリの中世ヨーロッパな感じだと思っていた。


 まあ、隣国の帝国は現実世界もびっくりな科学国家だし、この世界全体の文明平均はよく分からないな。


「汽車って、カロット村とかには無かったよな? あるの都会だけなの?」


『…汽車の事は、専門ではないから僕もよく知らない。確か、設置にはコストや時間が掛かるから田舎の方まで手が回らないんじゃなかったか』


 火の玉のアベル(本物)が悩まし気に答えてくれる。


 ふぅん。


 まあ確かに、帝国は兎も角として、王国にはブルドーザーやらショベルカーやらは無さそうだし、工事とか大変そうだもんな…魔物もいるし。


 でも、多少無理してでも作っちゃえば後々楽だと思うけど。


 お? これは良く聞く現代知識無双きちゃう?


 今の所、原作知識無双はあんま出来てないからなぁ。


 ダンジョンとか遺跡に眠る有用なアイテムの情報があるだけで、実際に戦っているのはアベル本人だし。


 練習はしてるけど、俺魔力の扱いが下手でまともに戦えないんだよなぁ。


 まあ、その辺の現代知識を活かすのは未だ先かな。


 今のアベルは、これから魔法学園に入学する一人の平民でしかない。


 てか、プロローグが無くなったお陰でアステリアとは出会う所から始めないといけないのか。


 しんどー。


 そんな事を考えながら学園までの道を歩いていると、ふと裏路地の方から物音が聞こえた。


 俺はアベルの身体を上手く扱う事が出来ない。


 しかしながら、アベルの肉体は元が主人公という事もあってか、中々に高スペック。


 その中でも目を見張るものが、研ぎ澄まされた五感。


 普通なら街の喧騒に紛れて聞き逃してしまいそうな小さな物音も、事細かに聞き取る事が出来る。


 そんなアベルの優れた五感——聴覚が聞き取ったのは、少女のものと思われる怯える声と、荒々しい男の声。


 これは…犯罪臭がしますなぁ。


 しかし、こんなラノベのテンプレみたいな展開、原作では無かったと思うけど。


「アベル。前回もこんな事あった?」


『いや…』


「そ」


 つまり、この展開は語られていない訳では無く、純粋に原作ではアベルが遭遇しなかったという事。


 しかしそれも、考えてみれば当然の事。


 今回、俺ことアベルは原作通りの行動をとっていない。


 本来なら、アベルはこの日この時間に、この場所には居なかった筈だ。


 正直、原作とは違う行動を取るのはあまり良く無いかなと思い始めていた。


 ここまで散々自分本意に動いておいて今更ではあるが、本筋とは異なる行動によりプロローグ——アステリアとの出会いが無くなってしまった。


 まあ、プロローグの件に関してはアンブレが襲って来たのを(アベルが)撃退しただけなので不可抗力ではあったのだが。


 だがしかし、これ以上原作の改変が起きると、俺のアドバンテージたる原作知識が活かせなくなる。


 ここは下手な行動は起こさず、何も聞かなかった事にして通り過ぎるべきかも知れないな…。



「ま、止めるけどね」


 裏路地にて、一人の少女に対して複数人の男が囲んでいた。


 男の一人が怯える少女に向けて振り上げたその手を、俺は掴んで止める。


 手を掴まれた男は、驚いた様にこちらを見ると、苛立った様子で手を振り払う。


「…誰だお前は。今、自分が誰の手を取ったか分かっているのか?」


 男…否、男達の服装は、魔法学園の制服だった。


 よく見れば怯える少女も同様に魔法学園の制服を着ており、僅かに乱れがある。


「え、誰の手って…性犯罪者?」


「だ、誰が! よく見ろ、俺は貴族だ!」


 男は制服の襟に刺繍された金のラインを強調する様に指差して見せた。


 あー、あったねそんな設定。


 確か貴族の制服の襟には金のラインが入っていて、平民にはそれが無いんだったか。


 ゲームの序盤でアベルが下民と罵られる場面でそんな説明あったわ。


 男達の襟には一様に金のラインが入っており、そして怯える少女の襟にはそれが無い。


「成る程。お貴族様が寄って集って平民の女の子を欲望の捌け口にしようとしていた、と」


「違う! 勘違いするな! 栄誉ある学園に下民はふさわしく無い。それを教えてやっていたのだ。我々は高貴な身だぞ。下賎な者を抱いてやる趣味は無い!」


「あっそ」


 見ると女の子の服は確かに乱れてはいるが、確かに脱がされたとかそう言う雰囲気ではない。


 土で汚れたとか、そんな感じだ。


 まあ、だから良かったとはならないけど。


「で、女の子一人を大勢で集まって乱暴するのが、貴族のやる事な訳?」


 俺の問い掛けに、貴族の学生達は目を険しくする。


 男は俺の服装を凝視した。


 今俺が身に付けている服は、学園の制服ではなく、アベルの父のお下がりの古着だ。


 男は俺の服を見て嘲る様に嗤った。


「貴様…その風体、下民だな。都上がりの田舎者か? 貴族に対する口の聞き方を知らないらしいな————暗黒球ダークボール


 男は呪文を唱え、手の中に暗黒球ダークボールを生み出す。


 他の男達が口笛を吹き、女の子が短く悲鳴を上げた。


 あ、これ見た事あるぞ。


 ゲームで《影狼》のローファスが使ってたやつだ。


 でもなんか…ちっちゃくない?


 そんな小さいの一個出すのに、長々と呪文唱えてるのもあれだし。


 ローファスは詠唱もせずにそれの十倍くらいの大きさのを何百何千と出してたけど。


 四天王の中じゃそこまで強いとは思わなかったけど、こういうのを見ると、アレでも貴族の中じゃ強い部類だったんだなと実感するね。


「はっ! 怖気付いて声も出んか? これが貴族に、選ばれた者にのみ許された力——魔法だ。平伏しろ。地を舐めて謝るなら許してやっても良いぞ」


 あまりにも弱っちい魔法を見て呆れる俺に、何を勘違いしたのか男は地面を指差して土下座を強要してきた。


 なにそれウケる。


『…もう良いだろう。僕に代われ』


 火の玉アベルが耳元でそんな事を言ってくる。


 因みに、火の玉は俺以外には見えない。


 火の玉アベルの存在は、魔力持ちでも感じ取るのが難しいらしい。


 中でも魔力感覚の鋭い人間ならば気付く可能性はあるそうだが、それもヒロインの一人である魔法師団筆頭のメイリン級でも無い限りは違和感すら感じないらしい。


 これは転生直後に火神が言っていた事。


 そんな半分幽霊状態な火の玉アベルが、なんか心配そうに交代の提案をしてきた。


 確かに魔力は上手く扱えないけど、俺ってこんな名前が設定されているかすらも怪しいモブ貴族にすら勝てないと思われてるの?


 いやいやアベルさん、冗談きついっすよー。


『早く代われ。怪我するぞ』


「…」


 火の玉アベルの声は、いつに無く真剣だ。


 え、マジで? 今の俺、こんな奴らにも勝てないの? 本当に?


 そっか、勝てないのか…。


 …ならば、プランbを遂行するだけだ。


 俺は顔を伏せ、表情を隠したまま低い声で話す。


「愚かな」


「…何だと」


 突然雰囲気を変えた俺に、男達は怪訝そうに眉を顰める。


『おい何してる! 代われと言っているだろう!』


 火の玉アベルが何やら騒いでいるが、俺はそれを敢えて無視する。


 アベルよ、幾ら何でも俺を見くびり過ぎだぜ?


 こんな絵に描いたようなモブ貴族、俺なら余裕よ。


「愚かと言ったんだ。力の差も分からない者を他に何と呼ぶ?」


「貴様…!」


 余裕な態度を見せる俺に、男は今にも魔法を放たんと暗黒球ダークボールを俺に向ける。


 次の瞬間、俺は全身から炎の魔力を吹き出した。


「な、馬鹿な! 何だこの魔力は…!?」


 全身に炎の魔力を纏う俺を見て、驚き仰反る男達。


 ふはは、どうだ、強そうだろう!


 この、強そうな見た目にだけに極振りした魔法——否、ただ属性魔力を噴出してるだけのマジで魔法とも呼べないやつ。


 ぶっちゃけこれ、見た目がいかつくメラメラしてるだけで身体能力が上がる訳でも、特殊能力が付く訳でも無い。


 マジでただ、身体が燃えている様に見えるだけ。


 でもなんか強そうだし、何よりカッコ良い。


「成る程、暗黒属性か。俺は火属性だが、お前からすれば相性最悪じゃないか?」


 俺は身体に炎を纏いながら、不敵に微笑んで男達に近付いて行く。


 男達は焦った様にたじろいだ。


「ま、魔力持ちだと!?」


「下民が、魔力を扱えている…!?」


「く、覚えていろ!」


 男達は実にテンプレートな台詞を吐き散らかしながら無様に走って逃げて行った。


『今ので何とかなった、だと? そんな馬鹿な…』


 火の玉アベルから驚きと困惑が混じった様な声が聞こえた。


 ふふん、どんなもんよ。


 あの手のイキりモブは、俺の経験上態度が横柄なだけの小心者が多い。


 小心者、つまりはビビり。


 ちょっとハッタリ掛けてやればご覧の通りよ。


 まあ、マジで襲って来てたら普通にアベルと交代してたけどね。


「大丈夫?」


 俺は全身の炎を散らして少女に駆け寄る。


 少女は走り去った男達を呆然と見遣り、力が抜けた様にへたり込んだ。


 よく見ると少女の頰は、殴られた様に赤みを帯び、少し晴れていた。


 唇を切ったのか、血も少し滲んでいる。


「あいつら…やっぱ一発殴っとくか」


 男達を追い掛けようと衝動的に立ち上がった所で、少女が俺の上着の裾を掴む。


「待って! 大丈夫…私は、大丈夫だから…」


 強がる様にそう言う少女。


「あの…ありがとう、助けてくれて。でも、もうこんな危ない事はしないで。相手は貴族なんだから…」


 控え目にそんな事を言う少女。


 少女は、栗色のショートヘアの素朴な感じの女の子だ。


 派手さは無いが、顔は普通に可愛い部類だと思う。


 しかし、ゲームでは見た事が無いな。


 こんなテンプレ展開の渦中にいながら、ネームドキャラじゃないのか。


 しかし魔法学園の生徒という事は、平民でありながら魔力持ちであると言う事。


 境遇的にはアベルと同じか。


 ゲームでは学園に、アベル以外の平民の魔力持ちは登場しなかったと思うが、実際は意外といるのだろうか。


 生徒は基本貴族、みたいなイメージだったが。


 俺は道具袋に手を突っ込み、その中の《風神の巾着》に手を伸ばす。


 《風神の巾着》は風神由来の古代遺跡の隠し部屋に置かれていたレアアイテムだ。


 巾着の中は亜空間に繋がっており、その見た目に反した膨大な収納量を誇る。


 ゲームでいうイベントリとかアイテムボックスとかいうあれだ。


 《風神の巾着》を入手するまでは、収納量のくそ狭いポーチをちまちまと拡張していくという作業があり何気に不便だった。


 本来ならポーチを最大拡張しないと風神の遺跡に行けない仕様だったのだが、そこは良い意味でリアルというか、普通に行けた。


 で、原作知識通りに遺跡のギミックを攻略して普通にGETできた。


 俺はそんな《風神の巾着》から、ポーションを一本取り出す。


 そして少女に手渡した。


「はいこれ」


「え…なにこれ。まさか、ポーション?」


「そそ。あげるから傷治しな」


「も、貰えない…貰えないよこんなの! 高価な魔法薬じゃない!」


 何やら只事では無い様子でポーションを突っ返してくる少女。


 確かにポーションは町で買うと割高だったね。


 ゲームでは金策の一つとして挙げられていただけある。


 ポーションでも等級の低いものならダンジョンで割と手に入るんだけどね。


「いいよ。これ999個持ってるから。あ、もう998個かな?」


「きゅうひゃ…!? え、冗談?」


 マジなんだよなこれが。


「ま、いらないなら捨てて良いから」


 俺はポーションを押し付けて少女に背を向ける。


 入学式は明日だから今日は宿取らないとなんだよなー。


「待って! 名前…貴方名前は!?」


 少女の呼び掛けに、俺は足を止めてキメ顔でサムズアップする。


「俺はアベル・カロット。これから主人公になる男さ」


「しゅじ…? え?」


 ばっちり決めたと思ったけど、少女は何故か困惑顔だ。


 …変な空気になっちゃったね。


 俺は無性に恥ずかしくなり、その場から逃げる様に立ち去った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る