第69話:夕べは夕べ、今朝は今朝。
この話も・・・まあ今は、さすがにしなくなったけど・・・。
今よりラブがもっとディープだった頃の話ね。
日曜の朝、嫁さんが
「お〜き〜て〜」
って僕を起こしに来る。
でね、僕が布団を抱いてゴロゴロしてると
「遅くまで寝てると1日すぎるの早いよ」
って言われる・・・。
「日曜くらい、ゆっくり寝かせてよ・・・」
って言うと、
「ヤダ・・・起きて一緒に朝ごはん食べるの」
「ほら、早く・・・」
「お〜き〜ろ〜・・・」
そう言って嫁さんは僕の鼻をつまむ。
僕はその嫁さんの手をもって
「捕まえた・・・もう離さない」
そう言ってベッドに引き寄せる
「なに?・・・ちょっとぉ」
「チューして?」
「チューしてあげたら起きる?」
「起きない・・・」
「じゃ〜ボツ」
「いいじゃん・・・おいで」
「いや、いや、いや・・・ダメダメ・・・」
「ダメだってば・・・」
「抵抗しても無駄だよ」
「コーヒー冷えるし・・・」
「そんなのまた沸かせばいいんだから」
「今って時間は今しかないんだよ」
「楽しいことしようよ」
「え〜夕べしたじゃん」
「夕べは夕べ、今朝は今朝・・・」
「朝から・・・するの?」
「しちゃいけないって理由ないでしょ?」
「朝、すこしくらい時間とっても、どうせ他にすることないでしょ?」
「ね、いいよね・・・」
僕にそう言われて、嫁さんはどうしようか迷ってる。
快感って気持ち良さ、体が覚えてるから迷ってる。
そこで、一押し。
「今夜、外にご飯食べにいきたくない?」
その一言で嫁さんは落ちる。
結局、そこなんだよね・・・晩ご飯作らなくていいからね。
日曜の朝エッチは夜のエッチより、気持ちよくて爽やか。
心地よい疲れ・・・幸せ感じる。
でね、結局ふたりベッドで、お昼頃までゴロゴロ寝ちゃうんだ。
お昼前のまったりした時間の流れと、世間と遮断されたふたりだけの
部屋がたまらなくいい。
僕らは時々、そんな時間を持ってたね。
気持ちは、その頃と今でもちっとも変わらない。
朝、セックスをしたことないって人は人生を損してる。
セックスは夜寝る前にすることだと思っている人もいると思うけど
実は朝のセックスはメリットいっぱいのベストタイミング。
ホルモンの関係や、精神的、肉体的にもいろんな面でいいんだって。
セリフはほとんど忘れてるけど、まあこんな感じで再現してみました。
のろけです。
つづく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます