第61話:脱げないTシャツ。

会社から支給されてる空調服長袖ブルゾン「扇風機がついてるジャンバー」

のバッテリーを昨夜充電し忘れて、中途半端なままブルゾンを着て会社に

行ったんだけど、案の定10時くらいにバッテリーが切れた。


だから汗だくで仕事をこなしてジョル子で家に帰ってきた。

ブルゾンを脱いだらTシャツが、汗びっしょりで、色が変わってるし・・・。


嫁さんに


「脱いで、シャワー浴びてきたら」


って言われたから、脱ごうとしたけどTシャツが汗でくっついて

ひとりじゃ脱げない。

僕はそういうのってパニックを起こしそうになる。


で、嫁さんに手伝ってもらって、ようやく脱げた。


「パンツも汗びっしょりだから脱がしてくれる?」


って言ったら・・・


「パンツくらいひとりで脱げるでしょ・・・子供じゃないんだから」


って言われた。


しかたなくパンツを脱いで、嫁さんが出してくれた新しいTシャツを着よう

としたら、今度はTシャツが背中で丸まって着れない。


で、嫁さんに鼻で笑われながら、また手伝ってもらって着た。


嫁さんがいないと、まともに服も脱げないし、着ることもできない・・・

情けない。


って言うか嫁さんがいないと、ご飯も作れないし、朝も起きれないし

パンツの在処も分からない。


これが独り住いだったら僕はどうなるんだろう?

飯はコンビニで買うとして、朝は目覚ましセットして、それでいいけど

汗でくっついたTシャツはひとりで脱げない。


脱げないTシャツと何時間も格闘したあげく、きっとキレてパニック障害を

患って病院に通ってると思うな。

嫁さんを貰っておいてよかったわ〜。

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