『日常の中の至極』
私は今、とても気持ちがいい。
ただの日常ではあるが、至極とも言える。
大好きな煙草もある。必需品のドリップのコーヒーも。
気に入っている台所でさっき作った健康的な料理でお腹も満たされている。
干したばかりの布団に包まれている夕方時分、シャワーを浴びたばかりの清潔な自分の身体が好ましい。
部屋はきちんと掃除機が掛けられている。
傍には好きな女性ミュージシャンの音楽の鳴るスマホが転がっていて、
今は何月かを一瞬忘れている私が一人在るだけの部屋。
少しの寒気が私の身体を冬だと認識させ、今は何月か思い出させるだけなのだけれど
春頃になればあなたに逢える気もしている。
至極幸せであると感じたし少し切ない気もした。
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