第1話
コウガは、髪は茶髪で180センチメートルの高身長で、特に特徴のない顔だった。リュウジンバーガーでの服装は、白い長袖シャツにベージュ色のパンツ、帽子は白い野球帽的な感じのデザインで、エプロンは白色だった。この帽子やエプロンは、クマタンと2人の女の子の従業員のエプロンもジュリエットにもらったものだった。ジュリエットは同じバージルモールで手芸店&洋服屋のオーナーで、コウガたちと同じ、バージルアパートの住人だった。
コウガは、かつていた日本では、落ちこぼれだった。学歴や資格も無く、ブラック企業の社畜だった。ひょんなことから、異世界に転移し、クマのクマタンと運命的な出会いをし、日本とは180度違う暮らしになった。ハンバーガーの調理のスキルを手に入れて、ハンバーガー関連の食材のみ召喚できる。他の料理の調理は皆無で、全て料理の調理はクマタンに頼り切っている。クマタンとの衝撃的な出会い、バージルアパートの住人になったこと、ハンバーガーショップの開店のいきさつについては、いずれ、回想することになる。
クマタンが炊事場で、レタスを洗っていた。身長が低いので、洗い場に届かないので、踏み台の上で、白いエプロンをして、作業していた。クマタンは身長50センチメートルで、ベージュの毛色で、瞳は茶色だった。クマのぬいぐるみとは比べ物にならないぐらい可愛いくて、もふもふの男の子。しかも、親切で、よく働く。そのうえ、人間の言葉を話せる。万能なクマだった。クマタンもリュウジンバーガーを手伝っている。リュウジンバーガーのマスコットキャラクターになっている。コウガとクマタンはバージルアパートの住人で同居している。
コウガは受付のカウンターが見える調理場にいた。
コウガは保温していたハンバーグを鉄板に乗せた。ハンバーグを温めていた。すかさず、眼鏡をかけたクマタンが近寄って、ハンバーグに金属の細い棒を差し込んだ。これは調理食材の温度を正確に量るために大切な作業だった。温度を測りたい食材に挿すことで温度を測れる仕組みになっている。出来上がりはよくなるはもとより、ハンバーグの中まで火が通るのを考慮したものだった。クマタンは数値に間違いがないように眼鏡までかけていた。次に、クマタンは、玉ねぎのみじん切り作業に、とりかかった。クマタンは、目から涙が出るのを防止するために、水中眼鏡にチェンジした。そして、みじん切りに徹していた。素早い包丁さばきで、“タンタンタンタタタタタ”高速包丁だった。真顔でシビアなクマタンだった。
クマタンがチェックを入れたハンバーグのパテは、適温だった。コウガは、パテをキッチンペーパーの上に置き、余分な油を吸い取らせた。そして、鉄板の上で温めておいた真ん中を切ったバンズを取り出した。上になるバンズを逆さにして、ケチャップをまんべんなく塗った。そして、次に、マスタードを少し付けた。玉ねぎのみじん切りを散らし、ピクルスの薄切りを一切れ置いてパテを置いた。下になるバンズをかぶせて、全体をひっくり返した。ハンバーガーが出来上がった!
もう一種類のチーズバーガーは、下のバンズをかぶせる前にチェダーチーズを入れた。それぞれ、ペーパーで包んだ。
次は、フライドポテトだ。水でさらした細切りのじゃがいもの水気をキッチンペーパーで取り、1度目は160度の油で揚げ、一旦、キッチンペーパーを敷いた皿に取り出し、2度目は180度で揚げた。そして、キッチンペーパーを敷いたお皿に盛って、塩をかけた。そして、小箱に入れた。
ジュースは、アップルジュースとコーラだった。
コウガは「フローラ、デリバリーのチーズバーガーセットとハンバーガーセットができたよー!」
ハンバーガーの調理はコウガかクマタンだった。従業員のフローラと後で登場するエレノアは、接客と配達のみだった。
フローラは「はーい!わかりましたー!ヘルムートさんが来たら渡しますね!」
フローラは異世界人で13歳。身長140センチメートルで、銀髪の肩まであるふさふさした髪は、ポニーテールで、頭の後ろで、一つにくくられていた。瞳はブルーだった。ピンクのブラウスは、胸に大きなリボン、半袖で、
すぐに、店内にヘルムートが現れた。ヘルムートは異世界人の運送業の男性だった。25歳。結構な筋肉
ヘルムートは「今日は、どこに配達するんだい?」
コウガは「2丁目のスクリューさんに届けてね!」
ヘルムートは「いい匂いだね!」
フローラは「チーズバーガーセットとハンバーガーセットが入っています!」
ヘルムートは「チーズバーガーはチェダーチーズで、うまいね!ハンバーグもジューシーでさあ、味もケチャップやマスタードで甘辛のうえに、ピクルスが酸っぱくって、中和してるね!フライドポテトも、塩味で、しょっぱくって、あとひくよ!これが俺の食べた感想さ!おっと!早く配達しないと、冷めちゃうな!行ってきます!」
フローラはヘルムートに「お願いしますねー!」
コウガも「気を付けてね!」
ヘルムートは「まかしとけ!」
ヘルムートは見た感じ怖そうだが、
ヘルムートは快く引き受けると、注文の商品をバッグに詰めると、馬車に乗せて、配達に行った。
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