応援コメント

第306話 兵庫県、なんてことしてんねん!」への応援コメント

  • 該当の報道がYahooニュースで文章化されていたので、目を通しました。クマのマイクロチップ挿入は2003年から継続して行われているようです。箱罠に捕まったクマにマイクロチップを埋め込み、行動であったり、捕獲されたクマの中でマイクロチップを持つ個体数をカウントすることで、おおよそのクマの数を推定する、ということに利用していたようです。

    それとは別で、人家、集落から200mほど離れたあたりに箱罠を設置して、クマの捕獲を行なっている、とのことでした。こちらの箱罠でとらえられたクマは全頭「駆除」されている、ということです。

    前者での箱罠が、「本来のクマの生息地域(山奥など、民家からははるかに距離のある場所)」に設置されていた、ということであれば、そこでマイクロチップをつけたクマを放す、ということは合理的だと思います。本来の生息域にいるクマなわけですから。この事業の継続で、個体数の推測や、行動パターンをより正確に知ることができるようになったということですから。

    研究の意図を考えるなら、マイクロチップを埋め込むクマを捕まえるのは「本来のクマの生息すべき地域」であり、後者の箱縄に捕まったクマと対応を変えるのは妥当と考えます。報道では、前者の「マイクロチップを埋め込むクマ」を捕まえる場所を明確にしていなかったことが、誤解の原因だと考えます。

    人里に降りてくるクマは「駆除」、本来の生息域に暮らすクマは、「個体数」を推測して「間引く」ということが、クマと人間の程よい関係を維持するのに必要なことだと思うので、あながち兵庫県の行政は誤っていないのでは、と思います。むしろ、報道の「正確さ不足」ではないか、と思いました。

    作者からの返信

    ありがとうございます
    クマはもともと北海道(ヒグマ)東北(ツキノワグマ)が生息域でだんだん南下している生物だと思います
    熊の胆が漢方薬として重宝したことから、保護というのは「乱獲防止」というのが元々あって、個体数維持は乱獲防止に主眼が置かれたいたと思います
    決して可愛いとか、共生ではない(別の意味で資源保護のための共生ですが)と思いました

    韓国や中国でも高値で取引されているので、「獲り過ぎない」というのが本来の考えでしたが、猟師が減ってきて個体数が増えているのでしょう

    学術目的で生態分析をするという趣旨は理解できます
    ただ、北陸や東北域では、漢方薬にするので、リリースという考えは元々ないかもしれません

    ただ野に放している県と、リリースしていないとばらつきがあるのは、やはり保護にもなっていないのではないかと、思った次第でした

    ご説明ありがとうございます