第143話 人口動態調査
都道府県ごとの人口移動を調べる調査です。
人口の増減は、自然増自然減というものがあり、出生から死亡数を引いてマイナスとなれば自然減となります。
社会増社会減というのは、県内外への人口移動で転出が多ければ社会減となります。
先日、新潟県の人口動態が発表されましたが、トータルでは自然減、社会減の両方があり減少になっていますが、社会増減は細かく見ればいろいろ見えてきます。
転出の一番最大の理由は「職業」となっており、県外への就職です。
新潟県に働く場が無いとマスコミや行政のえらい人は言っています。
しかし、「学業」を見てみると、16から20歳では転出超過ですが、20歳以上は新潟県は転入超過です。
ただトータルでは学業も若干の転入超過になっているので見逃しやすいと思います。
県外から新潟県の学校に来た学生がUターンで故郷に戻って就職するという数もあるとわかります。
仙台市は東北各県から人が集まって(実際は東日本大震災の生活再建で仙台市を選んだ人が多いそうですが)「仙台市を見習え」という論調もあるようですが、
新潟県当局は「他県の人口を奪って繁栄するのは我々が目指すところではない」というらしいです。
東京都庁には、爪の垢を煎じて飲ませたいですね
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