第134話 サウジアラビアがボーイング787を大量発注

 サウジアラビア国営航空などが78機、ボーイング787ドリームライナーの購入を発表しました。追加オプションも含めて最大120機となり、総額5兆円規模の大型契約です。

 アメリカ政府もアメリカの14万人の雇用につながると歓迎の声明を発表しました。


 これが、なぜ新潟のローカルで取り上げるニュースなのか?

 ボーイング787ドリームライナーは、最新鋭の旅客機です。

 乗客は飛行機に入ると内装を目にしますが、787の内装は設計から製作まで新潟県の会社が多くを手がけているのです。

 それは、新潟ジャムコなどで、ギャレー、ラバトリー、シート、内装パネル、コクピット内装パネルなど多くの内装品を製作しているので、旅客機の大型取引は地域経済にも大きな効果が期待できます。

 製作している企業の新潟ジャムコの下請や、内装のハニカムパネルなどを開発した上越市の有沢製作所などにも影響は及ぶので、新潟県には明るいニュースとなるでしょう。


 私が1990年代にボーイング747に乗ったときは、貨物室に椅子を置いたようなデザインで航空郵便のような気分でした。

 シートも長らくアメリカとフランスの2社独占状態だったのですが、ジャムコが新たに参入して、それから航空機の内装のクオリティは格段に向上したと思います。

 このようなデザインの分野にも、新潟の匠の技術が生かされているのは嬉しい限りですね。

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