第116話 棋王戦
昨日の渡辺明棋王と藤井聡太五冠の熱戦が話題となりました。昨日書いたところですが、渡辺明棋王はご両親が上越市の方で、将棋の教育イベントなどでも来県することがあり、地元でファンが多いのです。
主催者の新潟日報社も藤井聡太五冠への偏りもなく、公平な論評でした。
あの掲げられた新聞社の題字は会津八一氏のもので、全国に会津八一氏の記念館は、新潟日報社と早稲田大学にあります。
早稲田大学初代の図書館長で、東京専門学校から大学認可に絶大なる貢献をした市嶋謙吉氏は新潟日報社の前身の新聞社の主筆だったこともあり、さらには自由民権運動の時は新潟県では立憲改進党が最大会派だったこともあり、早稲田大学創設の寄付者が一番多かった県です。
第一回帝国議会衆議院議員選挙で議員数が最多は新潟県で東京府より多かったのです。ほとんどが立憲改進党で、一人自由党でした。
今日の海外頼りで、農林中金ロンドン支店長の寄稿があり、英国三田会が170人規模で盛大に開催されたとありました。
江戸時代、慶応義塾の支援藩三藩と言われるのは、中津藩、紀伊藩、越後長岡藩です。
特に長岡藩は藩士を多く慶応義塾に送り金銭的支援も行ったので、昔から武家や庄屋の人達が入塾したので大きな同窓会があります。新潟県立長岡高校の前身は、慶応義塾の姉妹校として発足した経緯もあるので、新潟県では早稲田大学と慶応義塾大学が二大派閥になりました。明治時代は新潟県は非常に豊かだったのでこの二つの大学には多くの寄付金が贈られたようです。
全国的には旧帝大と地元国立大学が頂点とされる都道府県がほとんどだと思いますが、新潟県では、主要企業などで、新潟大学(旧医科大、師範学校)、早稲田大学、慶応義塾大学が三つ巴になっているのが特徴でしょう。
棋王戦の主催者の新潟日報社は早稲田大学の人脈が濃いようです。
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