第111話 雇用情勢が改善に

 新潟労働局発表によると新潟県内の有効求人倍率は1.67で全国7位まで回復しました。


 IT企業などの積極的な進出で多くの求人があるそうです。

 先日、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)の移転式が大々的に行われました。博報堂の系列でデジタル広告を取り扱う会社です。

 当初16人で開所しましたが、業務拡大が進み現在は150人規模になり、将来的には東京で行っている業務を徐々に移転させ400人規模の体制へ拡大する計画があるとのことです。

 サッカーのアルビレックス新潟とパートナー契約をしているので、ピッチ横のデジタル広告にも出るようになりました。

 新潟駅すぐ近くに400人というのはかなりの規模ですが、一つには大きな要因があります。


 新潟市には理系、デザイン系の学校、専門学校が多く、首都圏で人材を確保するより、地方で人材確保する方が手っ取り早いのです。


 かつて企業誘致は製造業の工場などが、全国の自治体では多いのですが、新潟県新潟市ではIT系をメインに誘致してほとんどがその業種です。新潟県のホームページをみてもその実態がわかります。


 かつてアルビレックス新潟を運営するNSGグループは専門学校ばかり作って大学進学率を下げる原因と揶揄されてきましたが、今それが花開くとは20年前の誰も予想はしてなかったようです。

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