第54話 制服

 今日、二つの高校の制服に関する記事を読みました。

 ある高校では、コート着用禁止という校則があるそうです。ブラック校則の記事ですが、ここまでくると、ブラックを通りこして、「イディオット校則」でしょう。

 新潟弁では「抜作校則」、間抜け、「ウスラバカ」という意味です。教育が必要なのは生徒でなくて、教員です。幼稚園からやりなおしましょう。論評の価値もありません。


 もう一つは、千葉県の松戸の高校で、「制服自由化失敗」の例でした。

 新潟県立新潟高校は歴史ある伝統校ですが、この学校も制服自由化の失敗例で、制服自由化校ですが、標準服を生徒は着ており、有名無実です。生徒自身で自由化が維持出来なかったのです。学校自治の伝統がないと制服自由化は維持できません。


 新潟県立長岡高校、大手高校、そして国立長岡高専は現在でも制服自由化を維持しています。それはやはり長岡という土地の伝統だと思います。

 長岡大手高校のブログをみましたが、女子生徒は私服で、パンツスタイルの人が過半数に見えました。

 女子生徒も、スカートを強要されません。ジェンダーという問題は無いのです。


 大学生と同じような服装で高校に通っています。


 千葉県では服装にお金を使うようになる、という話がありましたが、長岡の人に聞くと、「米百俵というとおり、服装より勉強にお金を使うのがこの街の伝統である」ということだそうです。国立長岡高専の学生もその伝統に倣っているので1年生から私服です。


 自由とは護らなけばならない一番大事な価値である。その精神は素晴らしいですね。





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