第48話 ラーメン対決に負けたがカレー対決に勝ったらしい

 総務省統計の家計調査で、山形市が官民挙げて首位奪還に向けて新潟市を打ち破ったニュースがありましたが、その陰で、島根県松江市がカレールウの家計支出で新潟市にまた負けたー!

 というニュースがありました。


 調べたら、島根県がずっと1位で一昨年くらいに新潟市に抜かれた、となってました。


 統計表の比較で、統計には相関関係があり、ラーメン支出の多い県は外食の支出が多いという相関関係があるとのこと。

 博多のとんこつラーメンは有名ですが、家計調査によると、福岡市のラーメンへの支出は山形市新潟市の半分以下となっているようです。


 相関関係といっても、統計学で有名な、数学の教科書に出ていることですが、「チョコレートの支出の多い国はノーベル賞受賞者が多い」というものがあります。詳しくは説明しませんが、昔は高校、今は大学の教科書に出ていると思うのでそちらをご覧ください。


 カレールウの支出の多い県は、夫婦共働きや女性就業率の高い県だそうです。調理が楽で二日間使えるなど仕事をしている女性の味方。その料理がカレーライスだとか。あと米の生産地などです。


 ノーベル賞とチョコレートに似たような関係のものは、大学院進学率だとか。

 新潟県は大学進学率はずっと全国下位と言われていましたが、大学院進学率は上位であり2022年の文部科学省学校基本調査では約18%で8位だそうです。

 大学院進学率の常に上位にあるのは、茨城県と富山県で、この2県はなんと25%です。大学に進学した人の4分の1は大学院に進学します。


 大学進学率の高い東京都は、大学院進学率になると大幅に順位を落として10%未満。38位です。下位グループです。

 この大学院進学率下位グループ10%未満には、兵庫県(43位)、大阪府(40位)、愛知県(41位)。大学進学率全国トップクラスの京都府も26位くらいに下がります。不動のビリもしくはブービーは埼玉県の7%。沖縄県より1%低く、いつも指定席に座っています。


 茨城県は筑波大学、富山県は富山大学が大学院進学率を押し上げています。

 その他、山形県、長野県は大学院進学率が高い。西日本では鳥取県、徳島県。

 つまり大学院進学が通常化している大学があれば高くなり、新潟県は新潟大学、長岡技術科学大学が大学院進学率を押し上げているとか。


 カレーとは因果関係はないです。国立大学の学生比率の高い県が大学院進学率が高くなるという相関関係があるとのことです。


※「負の相関関係」というものもあり、〇〇が高いと⚫⚫が低くなる。

大学進学率が高い県の「負の相関関係」は、大学院進学率だとも言えます。

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