第42話 ライバルは今花開く

 昨日2月5日

別府大分マラソンで青山学院大学4年の横田俊吾選手が学生マラソン記録を20年ぶりに塗り替え4位に入りました。おめでとうございます。


 彼は新潟県五泉市、旧村松町山王中学出身。この中学は閉校して今はありません。

 中学生の時から期待された選手で福島県の学法石川高校を経て青山学院大学陸上部に入ります。


 同じ年齢、同じ新潟県にライバルがいました。燕市旧分水町出身の岸本大紀。彼は地元の新潟県立三条高校に入学します。三条高校は進学校として勉強も頑張らなくてはなりません。そのあと岸本大紀は同じ青山学院大学陸上部に入ります。


 ホントにホントのライバル同志です。

 先に開花したのは岸本の方でした。1年生の時から箱根駅伝の走者に選ばれます。

 途中、怪我にも泣きましたが、今年の令和5年、青山学院大学のエースとして8区を走りました。青山学院大学のエースとして5人抜きという、ふさわしい走りを見せました。青山学院大学の総合3位という成績は彼の貢献なくして成し遂げられませんでした。


 一方、横田俊吾は4年生の今年初めて箱根駅伝3区を走ります。結果は区間8位。彼にとって青山学院大学の4年間、最後の箱根駅伝は本人にとって悔しいものでした。

 JR東日本に就職が決まり、大学世界最後の協議会が別府大分マラソンでした。

 思いっきり走ったのでしょう。

 前述の通り、マラソンの学生新記録を達成し、今年秋に行われるパリオリンピックの選考大会のマラソングランドチャンピオンシップの出場権を得ました。

 横田俊吾は、最後に開花したのです。

 新潟県の2人エースでライバルは、2人とも、最後にドラマを見せてくれました。


 2人の将来に期待したいと思います。

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