「テディベア」「シャーペン」「ウーパールーパー」
『オリンピックの色々なものカウント大会もついに決勝戦!手元のボタンが正解の数を告げるのはどっちだ!』
『選手は野鳥の会注目のエースと交通量調査続けて10年のアルバイターだ!』
「鳥を数えるよりは簡単ですよ。」
「資料のシャーペンを鳴らすようにカウントして差し上げましょう。」
始まりのゴングが鳴った。
『決勝戦最初の勝負はスケートに投げられたテディベアだ!』
「野鳥より遅い飛ぶものなんて楽勝ですよ。」
「走っていく車のようにカウントして差し上げましょう。」
そして、両者共に同じ数で正解を出し、そのまま2回戦が始まった。
『2回戦はトライアスロンに紛れ込んだウーパールーパーだ!』
「自然界の動物なら鳥同様カウント出来ますよ。」
「交通事故のようにアクシデントをカウントして差し上げましょう。」
カウント数が野鳥の会の方が二つ多くなり、決着が見えてきた。
『優勝者は野鳥の会エース!』
「くっなぜだ」
「交通量調査は大きいものをカウントする仕事、こっちは隅まで見つけるもんでね。」
「車のナンバープレートまで覚えるべきだった……。」
『次回のオリンピックでお会いしましょう!』
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