番外、銀河大戦:1
宇宙新暦2995年―――私こと白川ユキは自身の
しかし、そんな
「マ、マママ……マスターっ‼キングス
キングス大統領。天の川銀河全域を
「緊急通信だって?それも、大統領?
「はい、今繋ぎます‼」
そして、
その様子に、よほどの状況であると私達は気を引き締め直す。
「大統領直々に何か
「状況が状況だ、端的に要件だけを
「なっ⁉」
「一体それはどういう事だ‼どうして、そのような状況になった‼」
大統領の明かした事件の
そんな私達に対し、ツルギ君は状況を落ち着いて整理出来たのか。或いは何か思い当たる事でもあるのだろうか。大統領にとある
「もしかして、最近開発されたという
「流石に耳が
「……………………」
その内容に、私は思わず
切っ掛けが何だったにせよ、それでは泥沼の
私は、恐る恐る問い掛ける。
「何か、
「それは……」
大統領が言葉を
通信の相手は、連合国家代表のクラウンだ。その表情は、何時になく
「そこから先は、私から
「クラウン代表、
連合国家代表。それがクラウン代表の
そんな彼まで腰を
私の問いに、クラウン代表は静かに
「先ず、概念兵器が
「ええ、あまりにも
「そうだ。しかし、どうやらそれを廃棄しなかったごく一部の銀河国家がその三国らしいな。いや、或いは叩けば
「……………………」
クラウン代表のその言葉に、私は思わず
概念兵器は確かに
しかし、実際に使われたのだ。それも、銀河規模の
頭痛に頭を押さえる私。クラウン代表は、更に詳細な情報を
「これは、我が連合の諜報部が入手した情報だ。どうやら、
「裏で?」
私が思わず問い返すと、クラウン代表は静かに頷き、話を続けた。
「ああ、先ずエリアルは概念兵器を使用する直前に中立国家で
裏で動く
つまり、意図的に戦争を
なら、或いは全宇宙に概念兵器をバラまいたのも意図的なものかもしれない。
流石に考えすぎかもしれないけれど。或いは、
「代表、それは本当の事ですか?
「ああ、先ず
「そう、ですか……では、クラウン代表とキングス大統領の二方にはぜひとも
そう言って、私は二人に対して一つ二つほど
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