85、母神ガイア
思わずよろけるも、それでも俺は何とか
俺の
「クロノっ‼」
「クロノ、
父さんと母さんが、慌てた様子で俺の
だが、それでも俺は立ち止まる訳にはいかない。俺は
彼女を
「
「しかし、クロノ……」
心配そうに俺を見る両親。そんな父さんと母さんを俺は何とか押し
大丈夫、今度こそ俺はユキを
「俺を信じて父さんと母さんは安全な場所に
その言葉に、父さんと母さんは共に息を
どうやら、俺の
「……本当に、大丈夫なのか?」
「ああ、俺は必ず
「クロノ……」
「母さんも、俺は大丈夫だ。きっと
「……………………無事に帰ってきてね。
俺は力強い笑みで
そして、改めて俺はユキと男を
俺の胸の
そうだ、俺は怒っているんだ。ユキの事を
「何が
「何を言っているんだ?俺にとってこいつは
「何だって?」
男は悪魔的な笑みを浮かべ、狂気を
「そいつは
「っ、依り代だって!?」
「ああ、そうだ。
「そんな事をして、一体何を―――っ!?まさか‼」
最悪の展開が、俺の脳裏を
「気付いたようだな。全ての
瞬間、何か強大な力の
星の意志、ガイア。それは
星をその身に降ろす大いなる化身。それこそが星のアバターの本来の意味だったのだろう。
そして、ついにユキという依り代を
「私を
ユキの口から、厳かに
だが、それでも俺はユキを。ガイアを真っ直ぐ
そう、全てはこのために用意した
ユキを生み出したのはガイアの依り代とする為に。そしてその後の世界で
この男はずっと、虎視眈々と
「は、ははは……はははははひゃははははははははははっっ‼俺はついにガイアを支配する事に
「させねえよ」
俺は、怒りを寸でで
俺がさせない。
「む?お前はまだ
「ふんっ、私に下らぬ事を
そう言い、俺へとガイアをけしかける男。だが、俺は全く
俺は、口元に笑みを浮かべてこの手を
「
全てをこの手に取り
そう、
「今度こそ、ユキを救う為に。俺の許に
俺達はまだ、
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