第2話自律神経失調症時代
僕は始めから自律神経失調症だと言われていた。
仕事し過ぎで、夜眠れず、イライラし、非常に倦怠感がすると言えば、主治医は、
「自律神経失調症」と診断した。
1ヶ月間の静養を言い渡された。
診断書に、“自律神経失調症“と書かれて、会社に電話すると、係長が、
「お前、自律神経失調症で休むと出世に響くぞ。お前はヘルニア持ちだから、ヘルニアと書いてもらえ!」
と、馬鹿にも程がある事を言い、僕はヘルニアにしてもらった。
それを総務課に送ると、総務課はこれは偽造だと言う。だって、自律神経失調症を二重線で消され、ヘルニアと書いてあるんだから。
総務課は僕を疑い、クリニックを疑った。
それから、総務課の課長と係長の2人が僕とクリニックに同行し、主治医に診断書の偽造を強く避難した。
元はうちの課のバカ係長の判断ミスなのだが、主治医はキレて、2度とお前らはクリニックにくるな!と、言った。
僕は主治医に謝り、係長の指示だと告白した。
1ヶ月間休んで、復帰したがキツかった。精神安定剤に慣れてないので、昼間、欠伸の連発。
仕事の事で、取っ組みあいのケンカをする。
僕は怖くなり、クリニックに行くと、「うつ病」と、言い渡され3ヶ月間の静養に決まった。
同僚の結婚式も誘われなかった。
僕の彼女だけは、優しく接してくれた。
有り難かった。会社の連中は前回の静養から話し掛けてくれなかったからだ。
お前らが、しない(出来ない)仕事を受け持ち、夜中までもしくは朝から翌朝までの仕事を引き受けていたのに、お前らは罪悪感が無いのか?
対外的には、酒の飲み過ぎでうつ病になった。と、ウワサを流したが、本当の理由は超過勤務なんだぞ!分かるか?お前たち。
そして、僕の仕事を見下し馬鹿にしていたが、お前らは英会話が出来ないなのだから、もっと自分の仕事の楽さを理解しろよ!
係長さんよぅ、僕はお前を一生恨むからな!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます