第4話

「喧嘩でもしたの?」


「いや、喧嘩はしてないんだけど…実はさ…年サバ読まれてた…」


「…は…?」


予想外のことで私は驚きのあまり箸を置いてしまった


聞くところによると、最初は「三十六歳」と聞いていたらしいのだが

交際を始めてから五回ほどあった時に

実年齢は「四十六歳」だったと伝えられたとのことだった


それを聞いた私は、友人に「別れた方がいい」と苦言を呈した


以前から友人が相手に対して、

気になることや苦手と感じる部分があるということを聞いていたが故に

「これ以上交際を続けてはいけない」と感じたのだ


C自身も少し前から感じていたらしく「考えてみる」と言った

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