第7話

それと同じように、もうひとつ規約がある。


それは結婚よ。


私、結婚出来ないと思うの。


昔は、家と家の繋がりで強制的に結婚させられた。


でも今は違う。


女性も1人で暮らしていけるだけの権利は十分に得てる。


それなのに、世間は言うのよ。


「どうして恋人居るのに結婚しようと思わないの?」って。


知ってる。


単純な疑問なんだと思う。


責めてるわけじゃない。


私が結婚しないと決めていることを彼が知ったら、多分別れを切り出すと思う。


それも怖いの。


でも結婚も出来ない、これも事実。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る