魚屋

皆さん、こんばんわ。

今夜はこんな話はいかがですか?


私の名前は里菜、小学六年生です。

私は通学下校の途中にいつも商店街の中を歩くのですが、そこで一軒の魚屋があった。

ある下校中。

私はその魚屋の前を通ると同級生の直美が立っていた。

「直美ちゃん?」

「里菜ちゃん、魚食べる?」

「食べるけど何?」

直美は店頭に並ぶ魚を指差す。

「可哀そうと思わない?」

「何がっ?」

「あなたも魚の気持ちになれば分かるわ」

里菜は瞬きをした瞬間、体が縮んで魚と同じパックに入れられていた。

何が起こったのかが分からずに戸惑っていると直美は覗き込んでニタッと笑う。

そして、その場を後にした。

(直美ちゃん、待ってよ!助けて……)


フフッ、彼女はその後どうなったのかしらね?

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