第四章 学校に登校、怪物も登場!?
第八十話 そろそろ学校、証拠は捏造!?
『続いてのニュースです、昨日、オークが暴れていた事件で、警察は反スキル社会活動家の
朝のニュースで、昨日の男が逮捕されるニュースがやっていた。
『警察によりますと、猪塚容疑者は、冒険者が使う装備用の腕輪と携帯電話を細工し、モンスターに変身した上で犯行に及んだということです、調べに対し、猪塚容疑者は、「暴れたのはそうかもしれないが、携帯の細工は知らない」と供述し、容疑を一部否認している模様です』
「ありゃりゃ、昨日のモンスター、人が変身してたの!? 怖いねぇ」
叔父さんがご飯を食べながらそう言った。
確かに、これは客観的に見ると怖い。
『一方地下鉄の監視カメラなどでは、猪塚容疑者が自ら腕輪を使用してモンスターに変身した様子が映っており、警察は更なる捜査を進めています』
「ほう、これは言い逃れができないな」
シェダルは朝食を食べながら言う。
まさか地下鉄のカメラに写っていたとは。
映像は活動家の男が護送される映像から、警視庁前の映像に変わる。
映像には、何やら横断幕を抱えた人たちが大声を上げていた。
『こちら、警視庁前です! 現在、反スキル社会活動家らが、猪塚容疑者の釈放を求めるデモを展開しています!』
活動家達が掲げている横断幕には「猪塚さんを釈放せよ!」「証拠映像は公安警察のでっち上げ」「モンスター化は捏造」などと書かれていた。
『猪塚さんを解放しろー!』
『公安警察は捏造をやめろー!』
『証拠品は無効だー!』
『スキル社会打倒―!』
テレビから、こんな抗議の声が上がっていた。
……なんというか、知らないって幸せだな。
「そういえば昇くん! そろそろ学校!」
「あ、やべ!」
俺はご飯を高速で食べ終わり、行く準備をした。
「じゃ、いってきまーす!」
「車には気を付けるんだよ! ……昇くん、すっかり元気になったなぁ、これもシェダルちゃんのおかげかなぁ……ってシェダルちゃん?」
「……うーむ、早いところアレを完成させないとな、だが昇は……」
「? シェダルちゃん、どうしたの?」
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