第14話
いよいよ刀作りだ。作るのは短刀だ。素材は鉄のインゴットに木材。新しい道具の砥石にやすり、ノミだ。またまた邪小鬼狩りをして買ったんだ。
俺流刀作その1、インゴットを素材鑑定して品質を見て品質が良いのを選ぶ。品質が良いのを芯にするためだ。1番良いのは普通だ。あとは粗悪のみでこれを皮にする。
俺流刀作その2、皮用のインゴットを炉で熱して叩く。熱したインゴットを叩き伸ばす。そして曲げていき畳んだら熱する。これを2、3回繰り返す。あとは上から見たらV、横から見たらUのようにする。
俺流刀作その3、芯用のインゴットを皮に入れて熱し叩く。熱したのを叩いて芯を皮で包み込む。そして伸ばして刀身を作る。満足できるまで叩く叩く。そしたら水槽につけて冷やす。
俺流刀作その4、砥石で研ぎ、茎(なかご)に名を刻む。満足いくまでじゃこじゃこ研いでいく。プレイヤーネームのEijiにこの刀の名前は桜花。俺の刀匠への道の始まり、という意味を込めて。
俺流刀作その5、茎(かなご)に付ける持ち手と鞘を作る。まず丸太を厚さ5センチの板にする。これにより木工スキルを手に入れた。次に茎(かなご)に合わせて持ち手を作る。木工スキルの熟練度が12になる。次に鞘をつくる。刀身よりミリ単位で大きく作る。これにより熟練度が28になった。
俺流刀作その6、持ち手を付けて鞘に納め調整する。納めるのは鞘がきちんとしていないのか慣れていないせいか納めづらかった。引っかかる所をやすりで擦ったりしてスムーズにいくまでやり、完成。
俺の初めての刀。嬉しくて泣きそう。完成したからか鍛治スキルにアーツ武器鑑定が手に入った。さっそく使ってみる。
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名称:桜花
種類:武器・刀
品質:粗悪
テキスト:滅茶苦茶な工程により形だけが整っている刀。一太刀も耐えられないだろう。
作成者:Eiji
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「うわあああぁ?!?!」
なんで?!
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