すり減りながら
ガラスの心
すり減って
割れはしないかと
矢も盾もたまらず
忘れた頃に
ひび入り
怖々指でなぞると
引っ掛かったのか
赤い血に
自分も
同じ様に人間だったのだと
安堵する。
ガラスの心
思うより
丈夫なのだと
自嘲気味
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