1話

みなさま初めまして!


突然ですがこの物語の主人公である私の自己紹介をさせてください!


名前 上田一樹〈うえだ かずき〉


性別 女 ←ここ重要


年齢 16歳 高校2年生


身長 155cm


体重 秘密 太ってはいないよ!


スリーサイズ 秘密 


髪型はセミロングで色は黒


好きなもの ケーキ


将来の夢 モテたい


あとは、友達からよく、恥ずかしがり屋だね、と言われます!


そんな私が、モテたいと日々思っていたら、なんと!4人から同時に告白されてしまいました!


これは、そんな私のモテモテイベントの続きになります!


それでは、続きをどうぞ!





うん…。


たしかにモテた…。


モテたけど…。


私の性別は女。


モテたい相手は異性から。


でも、この場にいるのは…同性。


どうしてこうなった…。


突然告白してきた女の子達。


そんな彼女達に視線を向けると、言い争いが始まっていた。


「かずきは絶対私を選んでくれる!」


「何言ってますの!上田一樹はわたくしを選ぶに決まっていますわ!」


「違うよ!かずっちは私を選ぶんだよ!」


「そんなのだめです…先輩は私を選んでくれるはずです…!」


ああ…私を巡って争わないで…。


一度は言ってみたいセリフだったのだが、まさかこんな状況で言うことになるとは…。


未だに現実を受け止めきれずにいたが、さすがにこのままではまずい。


そこで、まずは彼女達の情報を整理することにした。




まず一人目


私のことを、かずきと呼ぶ女の子


名前 中谷朝日〈なかたに あさひ〉


性別 もちろん女


年齢 16歳 高校2年生 別のクラス


身長 私より少し高い


髪型 ミディアムボブで茶髪


家が隣同士で、毎朝起こしに来てくれるくらい仲が良い。


運動神経が良く、陸上部に入っている。


性格は明るく元気で、クラスの人気者!男子からモテる。


なのに付き合ったことがある話を、聞いたことがない。




次、二人目


私のことをフルネームで呼ぶ先輩


名前 高円寺楓〈こうえんじ かえで〉


性別 やっぱり女


年齢 17歳 高校3年生 一つ上の先輩


身長 私より頭一つ分くらい高い


髪型 縦ロールが特徴のロングで金髪


自由な校風なので髪色は特に問題なし。


私と同じ生徒会で会長をしている。実家が超お金持ちでお嬢様。口調もお嬢様。


美人でスタイル抜群で大きい。なにがとは言わないが大きい。ずるい…。


そしてモテる。




はい、三人目


私のことを初日から、かずっちとあだ名で呼ぶ転校生


名前 漆原夏海〈うるしばら なつみ〉


性別 当然女


年齢 16歳 高校2年生 同じクラス


身長 私と同じくらい


髪型 ポニーテールで黒髪


明るく人懐っこい性格みたいで、転校初日からすでに友達がたくさん。


私とは席が隣同士になり、今日はよく話した。


人懐っこい性格もあって、話してて楽しかったのを覚えている。


これなら当然モテるでしょ。




ラスト四人目


見通しの悪い交差点で、ぶつかってしまった子。私を先輩と呼ぶ女の子。


名前 真白雪〈ましろ ゆき〉


性別 まごうことなき女


年齢 たぶん15歳 高校1年生 後輩


身長 私よりかなり低い


髪型 前髪ぱっつんと前の方で三つ編み 髪色は白


彼女のことはよく知らないけど、名前の通り儚げで、守ってあげたくなる印象。


そりゃあモテるでしょ。


朝日から聞いたんだけど、図書室によくいるらしいので本が好きみたい。




なるほど…モテたい私の理想系ばっかりだ…。


そんな彼女達がなぜ私に…女である私に告白してきたのだろう…。


情報を整理したことで、少し落ち着いてきたので、彼女達にその理由を訪ねることにした。

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