人間の本質には2面性があると思う。

1つは思いやり、他人の幸せを自分の事の様に喜び、悲しみを自分の事の様に悲しむ事が出来る人、もう1つは人の幸せを妬み、人の不幸を喜んでしまう人、正に真逆、である。

誰しもが持ち合わせているであろう2つの本質、小さい頃は純粋であるが故に多分前者の方が割合が強く、その後の環境次第ではあるが、社会人として長く過ごすうちに色々な経験する事で後者の方が割合が強くなってくる傾向が高いと思う。

こないだの能登半島地震、亡くなった人に対する悲しみ、行方不明の中で救出された人のニュースを聞いて心底助かって良かったなって思っている自分もいれば、この地震が自分の住んでるとこじゃなくて良かった、被害に遭った人の事よりも自分が被害に遭わなくて良かったと考えちゃった自分もいる、そんな両方の本質が出てしまった。

葛藤というか、ジレンマというか、何だかよくわからない精神状態に陥る時がある。

どういう人間でいるのが正しいのか、自分がこれが正しいと思えばそれで良いのか、多分答えは簡単には見つけさせてはくれないだろう。