私は苦しみが足りない

どうして私は私を許せないのだろう。

今日も、今もとても心が痛い。でもなぜ痛いのか分からない。


私は苦しいフリをしているだけのように思う。きっと誰かに甘えたくて、構って欲しくて辛いフリをしてるだけ。

それってとても罪じゃないか。


私以外のみんなは苦しいって思ってもいいし甘えてもいい。みんな幸せになって欲しい。

でも自分はだめで。なんで自分だけだめなのか私にも分からない。

私は苦しみが足りない。苦しみから開放される資格がないと思う。


皆もっと苦しいのに。辛い世の中を一生懸命生きているのに。私は?私は毎日ダラダラしてるだけで、それの何が苦しいのだろう。

本当は何も辛くなんかなくて架空の「辛い」を作り出しているだけなのでは無いか?


誰かに話しかけて欲しい、誰かに構って欲しい。そんな浅はかな気持ちで。

ああ、私が気持ち悪いな。やっぱり私は私が嫌いだな。

きっと数時間もすれば平気になって笑ってると思うのに。

何が苦しいんだ。


甘えだ。こんなの甘えだよ。

本当は誰かに助けてもらいたい。でもそれはよくなくて。

お医者さんやカウンセラーさんに言わなくてはならない。治療をしなければならない。

だから他人に苦しいなんて言ってはならないんだ。


なんでだろう何でこんなに泣きそうになるんだろう。気持ち悪い。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る