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  • 終幕 乱世のならいへの応援コメント


    久しぶりに骨太の歴史短編を拝読させていただきました。

    二人で暴れまわって、結果、十万の軍が退却。こんなことがほんとにあったのかなと思いますけれど、史書に書いてあるんだから、おおむねその通りなんでしょうねえ。まあ、単騎で突入ということは、旗も太鼓もないわけだし、本人にその気がなくても、事実上特殊部隊の大量暗殺作戦ですよね。そりゃパニックにもなるかと。

    情報の少ない歴史人物で、それも、華々しく討ち死にしたというわけでもない人なのだけれども、書き出しで周囲の歴史事情と絡めて賑々しくライトを当て、ひとしきり盛り上がったところでナレーターに後を委ね、最後にしっかりタイトル回収して締め、という隙のない構成にまとめられた手際、お見事です。ある程度書き手目線で読んでしまうんで、こんな中途半端な記録を、よくもまあ豪華な絵にまとめて額縁にはめられたもんだねえ、という、そっちのお手並みに目が行ってしまいます w。やはりこの手の歴史ものは、いかにしっかりした地の文が書けるか、ということでしょうね。いろいろな意味で学ばせてもらいました。ありがとうございます。

    作者からの返信

     ご感想ありがとうございますー。

     史書の方だと、シンプルに単騎駆けで敵軍を切り裂いたとしか書いてない「そうはならんやろ」「なっとるやろがい」って状態で、まぁだからこそインパクトがあるんですが、書き起こすにあたって「こうだったんじゃねぇのかな…」って部分を色々と肉付けして「奇跡的な偶然で起こりえた事故みたいなもん」という落としどころにしましたw

     どうにも自分は、最初に衛星写真の地図みたいな俯瞰した情報から入って、ギュギューっと地上にカメラが寄っていき、人物がフォーカスされるっていう始まり方をし、終わる時は同じようにカメラが引いていくっていう雰囲気を、短編長編に関わらず、まぁ癖みたいな感じによくやるので、身も蓋もなく言えば、ここでも「いつものスタイル」を適用しただけではあるんですが、ご丁寧な分析とお褒めのお言葉に感謝です!

  • 終幕 乱世のならいへの応援コメント

     中国史は魅力的な人物が多いと知りながらも、とっつきにくく、特にこの時代は三国志がメジャーすぎて知らない人物ばかりでした。(不勉強で…)
     このじいちゃんがホントにパワフルで魅力的ですね。
     すごくワクワクして読み終わりました。ありがとうございました!

    作者からの返信

     ご感想ありがとうございますー。
     いや『南斉書』は日本語訳されてないマイナー枠ですから不勉強ってほどでもないですよw

     魏晋南北(漢と唐の間の500年乱世)のうち、最初の100年にあたる三国志の時代が創作界隈では圧倒的ですが、今回の舞台になってる南北朝(最後の200年)も、作中でちょっと言及した北魏の馮皇后や、北斉の蘭陵王、北魏に仕えた女傑・花木蘭(ムーラン)など、ポイントでチラホラと人気者がいる時代ですなぁ。

     今回のジッチャンは、書いてる人を見たことがなかったので書いてみた次第ですw

  • 終幕 乱世のならいへの応援コメント

    1万文字以内の自主企画にご参加いただきありがとうございます。
    文字にしたらもっと長くなりそうな話を、これだけ短く、かつわかりやすくまとめていて、とても読みやすかったです。
    また、その時代の知識量も相当なものなのだなあと感心いたしました。
    老兵にはロマンがあります。

    改めて、ありがとうございました。

    作者からの返信

     ご感想ありがとうございますー!

     この人、史書でのハイテンションな記述を見た時から、そのうち書こうと思っていたので、もうちょっと隙間を想像で埋めて文量を伸ばす事も出来たんですが、もう衝動的に(史書に乗ってる逸話のみを)サクッと短編で書いたものでした。

     お褒めいただけてる知識量もどうなんでしょうねぇ……。
     自分ではあんまり実感が無いのですけども、その辺は「未翻訳の史料を翻訳しながら在野で研究してる人」とか「その分野の大学教授」とか「その時代に関する著書がある人」とかと、Twitterなんかで日常的に絡んでる関係上、麻痺してるのかもですw

    編集済

  • 編集済

    終幕 乱世のならいへの応援コメント

    企画参加ありがとうございます。
    楽しく拝読しました。
    じいさんかっこいい。
    面白かったです。

    作者からの返信

     ありがとうございますー。
     歴史書の片隅にいる割りに、中身がぶっ飛んでいる人なので、見つけた時からこの人で一本書きたいなと思っていた爺様です。
     お楽しみいただけたようなら何より!

  • 終幕 乱世のならいへの応援コメント

    死ぬ覚悟でいると意外と死なないものだとも言いますが、色々と運も良かったんでしょうね。
    それにしても凄い爺さんだ。

    作者からの返信

     初めて(文中でも紹介した)ハイテンションな記述を見た時にポカーンでしたw

     そこから、二騎で万軍を壊滅って、どうなったらそうなるんだろうと考えた末、こんな肉付けになりました。

     脳筋親子が暴れる半分ギャグでも、ありっちゃありでしたけどw