2 中学生

2015年、12月。今年も、クリスマスシーズンが来たな、と遠也は思った。だが最近、ある不安を考えている。それは、「普通」に暮らしている中学生はどうしているだろうと。それに自分の体が大きくなり、養護施設の近くを通る中高生の女子に話しかけられると、胸がドキドキする。そんななか、彼は…

「おい、姫子ひめこ・・・」

「なに、遠也・・・」

「今日もするのか?」

「そうでしょ。当たり前よ。」

「そうか。」

 彼女から遠也様々な「知識」を得た。彼はなんとなく、二人の将来が見えていた…。

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