【第1章開始!】生殺与奪チートで異世界転移したら、ワンパンだった件。 いいか? お前らの力は、こうやって使うんだよ!

白咲焰夜

序章 第1話 〜プロローグ〜

「すまんな。信長……お前の個性は無しだ。」


「え……?」


「いいライフ生活になるといいな。

……それでは頑張ってくれ。」


 俺の名前は、虹凪にな 信長のぶなが

たった今……俺は、天使に死刑宣告されました。


 ……異世界転移したら、チートな物を貰えると信じていた。

━━━そんなのは迷信だった。


 ……この世界では、理不尽に極まりない。

神を急がなくても用意してくれればいいのに、無しで行けは……如何にも理不尽だ。


「フハハハww

ざまぁねぇなぁぁぁあ!!!」


 と、笑うのは……親友の蘆名あしな 悠斗ゆうと


「信長くん。

……大丈夫だよ! 私が守るから!! ね!」


 ……と、慰めてくれたのは……

幼なじみで、俺も悠斗も恋をしてる。

鷹羽たかは 菜奈ななさんだった。


 ちなみに、悠斗くんは勇者候補とされている維持神ヴィシュヌで、菜奈さんは全能神ゼウスである。


 ……正直、羨ましかった。


 とりあえず、転移した俺らは……ある程度狩りをしてから村に着いて……宿に泊まった。


 そして、宿に泊まった日の夜……俺は、悠斗に呼ばれて来ていた。


「話って何……?」


 ある方、予想は着いたが……一応、聞くことにした。


「なぁ、菜奈を俺にくれよw

お前じゃ、幸せになれないだろ?」


 だよな。知っていた……。

俺じゃ、幸せになれないことも……。

でも、まだ確定したわけじゃない。


「嫌だ! まだ、渡したくない!!」


 と、言うと笑いながら俺のお腹にナイフを刺して言った。


「お前は、弱者…そして、俺は強者…

ここは、弱肉強食だw

強き者に逆らったら殺されるぞ?

……このゴミが。」


 俺の腹を奥まで刺して、そして……俺をダンジョンの奥地へと突き落とした……。


「くそがァァァァ!!」


 と、言っても力が出ない声で言った。


〜菜奈視点〜

 私は、見てしまった。

弱くて…好きだった信長を殺してダンジョンの奥地へと落とした光景を。


 ……許さない。許さない。許さない。許さない。許さない。ユルサナイ。ユルサナイ。ユルサナイ。ユルサナイ……━━━━━━ユルサナイ。


 ……いつか、仕返してやる。

……直々にね。


〜信長視点〜


 んん? まだ、意識がある。

お腹も回復されている。


「おい。そこの者。」


 どこからか、声が聞こえる。


「おい! こっちを向け!」


 どこだ? どこなんだ?


 一生懸命探して、振り向いても……分からなかった。


「おい!! この石像を見てくれ!」


「あぁ、あなた様でしたか!

助けていただいてありがとうございました!」


「あ? あぁ! 気にするでは無い!


って、違う!!!!」


 え? 何が不満だったんだろうか?


「お前、このダンジョンに入ったって事は……

まさか、死ぬ気で来たか?」


 何それ、自殺願望者!?

違う違う!! 俺はそんなんじゃない!


「違います! ただ単に、親友だと思っていた人に刺されてここに来てしました。」


 「なるほどな〜」と、言って頷いてから閃いて言ってきた。


「なぁ、わしと契約しないか?」


「契約ですか?」


「あ、もしかして……個性持ちか?」


「あ、違うんです!

私、転生した者なんですけど……

神を貰えなかったのです。」


 なんか、ごめんみたいな顔をしていたのは分かった気がした。


「ならば、わしと契約してくれ!」


「そもそもとして、あなた様は誰でしょうか?」


「あぁ、名乗るのを忘れていたな!

わしの名は、原初神アザトースだ!」


「あぁ、アザトースさんなんですね……!!


……え? えぇぇぇぇぇー!!」


「お前は、復讐がしたいか?」


「はい、したいですけど?」


「分かった! わしと契約すれば……復讐する力を与えよう! なんだってするから、契約してくれ! 契約すればこの封印は解かれるのじゃ!

頼む!! 騙されたと思って契約してくれ!」


 俺は、悩む事なく言った。


「分かりました! じゃ、契約しますね!」


「え?」


「……え?」


「即答じゃが、良いのか?」


「はい……。」


「分かった。期待に応えるとしよう。

これからも、よろしくな。マスター!」


「は、はい!!」


 こうして、俺は告げるのだった。

契約の呪文を……。


「俺、虹凪 信長は……

原初神アザトースと、契約します!!」


 こうして、俺は……邪神であり神々の魔皇で、万物の王の原初神……アザトースさんと契約したのだった。


 この先の出来事は、まだ明かされない真実である。

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