第498話 道路に落ちている物

バイクに乗るようになって3年。

車に乗っている時よりも路面をよく見るようになった。

ちょっとしたことでタイヤをとられて体勢を崩して転んだらいけない。


道路のひび割れ。つぎはぎだらけになった箇所なんかも意外とタイヤが取られがち。

なるべく避けて通る。


つい先日は、道路の真ん中を小さいカニが歩いていた。

しばらく止まって待つ。

あれは何のカニなんだろう。


気を取り直してバイクでスーパーへ向かい、帰り道。


前を走る車が何かを避けていたので、こちらも注意して通る。


何やら長いものが落ちていた。

多分、少し前に通った車両に踏まれたのだろう。

蛇だと思う。

白く見えたのは、皮がむけていたからだろう。


対向車もきていたから、反対車線に出ないようにこちらの車線内で避けた。


この後、カラスやとんびがやってくるのだ。

もちろんお食事をしに。


カニも蛇も田舎ではよく轢かれて落ちている。

気が付いたら無くなっている。


朝、早い時間に車を走らせると、とんびやカラスが道路にたくさん降りているが、

あれは前日に轢かれた何かを食べているのだ。


実際にタヌキや猫、カニや蛇はついばまれているのを見ている。


イノシシやシカは車両にあたったら廃車になるからか、落ちているのは見たことはない。

が、夫の職場の先輩はご自宅近くで遭遇したらしい。


今はどうするのかな?

山で駆除した個体をジビエとして処理するお店もあるけれど、そこらで何で命を落としたのかわからない個体は食べられないだろうし。

市に連絡して処分してもらうのを待つのが正解なのだろうか。


とにかく大きな個体には遭いたくないなあ。

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