第496話 紅玉

甘酸っぱいりんごといえば、紅玉。

アップルパイなど加熱して作るお菓子向き。


産地が遠いことから、あまり旬になっても見かけない。

生協の共同購入で入手するのだが、取扱数が減っているのか、昔は5個だったのが4個となり、今年はなんと3個。

子どもが一緒に暮らしているのなら、3個セットを2つ購入するだろうが、そこまでは使わないとふんで、今剥いて砂糖をかけて待っている。

午後から甘く炊き上げる予定。

砂糖をかけて置いておくと、りんごから水分が出てきて都合がいい。

待たずに水分を少し入れて炊くこともできるのだが、煮詰める時間などを考えたら、こちらの方がいいかなと。


アップルパイにするか、イタリア風のリンゴケーキにするか、タルトタタンにするか。

量が少ないから、そのままパンに乗せるジャムとしてもいいだろう。


街に住んでいた間は、紅玉は少し大きなスーパーなら割と見た記憶があって、りんごケーキもこの時期は数回作っていたが、こちらに住んでからは年2回が最多。

スーパーは何軒か回ったが、今年はどこにもない模様。

なので、今年も1回きりかな。


そんな珍しい紅玉なので、剥いた皮を使ってアップルティーを作る。

赤く甘酸っぱい。

病中の体にも優しそうなので、今日はこれを飲もう。


酸っぱさが気になる人ははちみつを落とす方がいいくらいの味。

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