第456話 息苦しい

これもコロナの後遺症にあたるのかな?


熱が下がってから10日以上経つというのに、ずっと喉から胸にかけて、巨人にギュッと握られているように苦しい。

実際、飲み物を飲むのも辛い時もある。

横になると、金縛りにあうんじゃないかというくらい、上から圧力を感じて苦しい。


いろいろと検索してみて、受診するのがよさそうと思いつつも、我が家で一台の車に乗って夫が出勤してしまうと、私は病院へ行く手段がバイクになってしまう。

さすがにこれだけ咳き込むのにバイクに乗るのは無謀だ。

ということで、「病院へ行ったら?」と言われながらも、行けなかったのだ。


今日、さすがに可哀想に思ったのか、それともこれまで車に乗って出て行ってしまって、私の受診を妨げていたのに気づいたのか、夫が久しぶりにバイクで出勤していった。

こうなると、「車を譲ってやったのだから、病院へ行けよ」ということなので、それはそれでしんどい。


この、絶対に行けよ的な圧力が私は苦手で。

体調がよくないから病院へ行きたいのであって、体調がよくなければ車に乗るのも辛いわけで。

病人本人が車を運転して、病院の駐車場に車を入れるのも結構プレッシャーなんですよ。

駐車しづらい病院って多いし。


うだうだと考えているうちに、病院が開く時間が近づいてくる。

電話してから行くかな。

一応、コロナ後のはずだけど、夫のように院内で診てもらえないかもしれないし、確認しなくては。

熱はなし。


夫は肺炎かもしれないから、酸素量とか計測してもらった方がいいのではないかと言っていたが、田舎の病院のどこで計測してくれるかわからないぞ。

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