第414話 コンビニとガソリンスタンド

北海道に住んでいる友人との話の中で、エンジン付きの乗り物に乗って出かける際は、必ずコンビニとガソリンスタンドの場所をおさえておくべきという結論に至った。


なんとなくで出かけてしまうと詰む。


食べ物トイレ、ガソリン。

尽きてしまって困っても、携帯電話の電波が圏外だったりする箇所も多いから、簡単に詰んでしまう。


うちも駅まで行く道中で、電波が届かない箇所がいくつもあるので、特に大雪や台風の時は怖くて出かけない。

発見してもらえる日中ならいいが、夜間だとね。


街の人は、台風や大雪に備えて買い出しに行く田舎民をバカにしがちだが、一気に陸の孤島になって食料が尽きるとか、下手すると断水で水さえないなんてことになるから、ある程度は買い置きをしておくのが田舎では正しい。


うちはこれから停電した時の為に、おかずを先に作っておこうと思う。

カップ麺は買ってあるから、大人二人だけなら大丈夫だけれど。

ガスはプロパンだから大丈夫だとして、懐中電灯なんかを確認しておこう。


子どもの頃は比較的街に住んでいて、被害に遭うなんてことも考えずに、気楽に「明日学校が休みだったらいいな」と思っていたが、大人になって田舎に住むと責任重大で驚いたよ。

食べる物が無くても、ちょっと歩いてコンビニへ行ったらいいかなんてできないし、途中の道路が土砂崩れで埋まったり、浸水したりなんて想像していなかったな。


うちの車は一応、先日給油したて。

何かあったら、避難はできる状態ではある。それは安心。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る