第250話 友達
学生時代の友達とは、住んでいる距離があるせいで、年賀状のやりとりくらいで会わなくなった。
それぞれ家庭もあるしね。
これが街に住んでいたら、たまに中間地点で待ち合わせたりして会っていたのだろうかと思うことがある。
田舎のこちらだと、ガッチガチに同級生がそのまま住み続けていたりするから、毎年のように同窓会をやってると聞く。
生活圏内にたくさんの同級生が住んでいて、子どもたちも同じ年代だから付き合いが続いていくのだろう。
うちなんかはそういう濃い世界に入ってきて、いいネタだったんだろうなと。
今は離れてもSNSで繋がれていて、仲良くし続けたい人間にはいいのだろう。
私も学生時代の友人の一部とはそういうSNSで繋がってはいる。
忘れた頃に連絡し合うというくらい。
友人が留学している間も最初はハガキを送りあっていたが、そのうちEメールになり、SNSに。
Eメールだと一対一であれこれ書いていたが、SNSになると「見た」というだけでもうあえてコメントを入れなくてもいいかという気になってしまって、繋がりが段々なくなってきている感じだ。
若い人はそうではなくて、すぐレスポンスするらしいから、私の使い方が間違っているのだろうなあ。
いいね!とか義務に思えてきてしまい、本当にいいね!と思った時だけに入れようと思っているうちに、チェックする回数が減っていくという悪循環になってしまって。
Facebook、ほとんど見なくなってしまったな。
高校や大学時代の友人とだけ繋がっていたくて、こちらのご近所さんで繋がりたがる人との攻防で疲れてしまった。
若い人はやってないみたいだけどね。Instagramは熱心だけれど。
私はパスワードを忘れてしまって、なんだかもうどうでもいいかなとそんな感じ。
思い出そうとしたら思い出せるけれど、試すのも問い合わせるのも面倒。
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