第28話 謎の電話

かえる。

こうたは家に上がっていった。

親父さんまたスマホポチポチ。

またアマゾンで部品買うのかな?

「おう!オレオレ。」

あれ?親父さん。電話してる。

なにやらペラペラ世間話。

すると。

「よう。」

え?だれ?

「俺だよ。かえる。」

え?ボロアプ?

「お前もしゃべれるの?」

「おまえって。。。何年先輩だと思ってんだ。」

おいら2011年生まれ。アプは。。。

「俺は1996年生まれ。」

15年も年上?じじいじゃねーか?

「おい。。。」

「まあまああぷ2さん。で、調子悪いの?」

「マフラーがつまってるのかな?って。息がしづらい。」

「お。。おじいちゃん。大丈夫っすか?」

「おじいちゃん。っていうなー!」

「近頃の若いもんは。」

続けてあぷ2が、

「俺が出てきた時は、ヤマハのゴンがキャラクターで、勢いあったんだぞ?」

「規制いっぱいの7.2psあって、羊の皮をかぶった狼っていわれて。。。」

かえるが、

「ゴン?タンスにゴン?」

あぷ2が、

「ジュピロのゴン中山だっつーの。」

「ふーん。なんしかすごかったんだ。」

「俺が今のご主人様とあったのはとある中古バイク屋。はじめてのバイクらしく、俺を見て目を輝かしてた。」(続けて)

「まあガキのおもちゃになるのか。と思ってたけど大事にしてくれたんだ。」

「俺自身まだまだいけると思うが、新しい奴にはかなわないしなあ。」

(補足:アプリオタイプⅡ=あぷ2。ヤマハが出してきた、見かけはおばちゃんスクーター。走ると変態スクーター。ま、要するにエプロンしたおばちゃんがスクーターレース常勝するためにヤマハが作った、レアな隙間狙ったスクーター。)

(補足:ゴン中山=中山雅史。ジュビロ磐田を代表するすごい勢いのあった伝説のサッカー選手。日本代表にも選ばれそこで「スーパーサブ」という言葉を作った選手。

違う視点からは、勢いだけだったじゃん。って言われたりするが、私はそうは思いません。)

(補足:最近のスクーターでは、ポテンシャル的にはあぷ2には絶対かないません。

かつ、あぷ2は見た目は可愛い系です。)

「あ。電話おわったみたいだぜ。あぷ2さん。」

で、親父さんが、

「おい。かえる。アプリオに生き返らせたる。っていっといてくれ。」

へ?おいら?

あ、あぷ2ちゃんと聞いてるよ。大丈夫。伝わってる。

親父さん。おいらなんかの妖怪とか、思ってないよな。。

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