第2話 アークという少女

 かつて常人離れした能力を持つアーク・シャウトという少女がいた。幼い頃アーク自身はその自覚が無いまま過ごしていた。アークは小さな友達と触れ合いながら育った心優しい子供だった。ある日、はぐれた小さな友達を探しに行った。小さな友達は森に迷い込み、『立入禁止』の区画に入った。その区画の管理者は小動物を見つけ捕まえた。その時、すがりつく彼女を殴ってはじき出した。悲しみと怒りがアークの力を目覚めさせた。アークが目を覚ましたとき、森ごとすべて消えてなくなっていた。一本の樹を除いては。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る