第16話

平和ボケしてしまいそうなほど平穏で

冬の寒さが体に染みる朝、

家の外はまだまだ美しい雪の衣を纏った植物ばかりで


わざわざ家の前まで君は迎えにきてくれて

図書館に向かう道中も

君の家に向かう道中も

ずっと会話して


過ごした人生も趣味も、興味があることも

全部が似てて


今まで出会ってきた人の中でもずば抜けて居心地が良くて

初めて本音を言えたんよ


本当に感謝しかない

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